横浜あれこれ(ヨコハマ経済新聞記事)
ヨコハマ経済新聞から 横浜あれこれ お知らせします。◎横浜公園で恒例の「開港記念バザー」-230店が出店横浜公園(横浜市中区横浜公園)で5月27日より、開港記念の恒例行事「第77回横浜開港記念バザー」が開催される。出店するのは、衣料品や雑貨、陶器、海産品などの物販店のほか、市内の植木商による植木市コーナー、お好み焼きやヨーヨー釣りなどの露店など延べ230店のブースが並ぶ。期間中、ステージでは歌謡コンサートや、人気特撮テレビのキャラクター「炎神戦隊ゴーオンジャー」のパフォーマンスショーも開催する。同イベントは、1920年から「横浜みなと祭り」の行事の一つとして行われているもの。緑化への寄与も目的としており、参加者に寄付を呼びかけ、市内緑化関連の整備資金などに役立てる。昨年は約64万人が参加した。横浜開港記念バザーを運営する横浜市商店街総連合会の加藤剛さんは「中でも草花の苗木や盆栽、庭木販売する植木市コーナーは遠方から訪れる方も多く毎年好評で、今年は30店が参加する。今回は横浜開港150周年のプレイベントとして盛り上げたい」と話す。開催時間は10時~19時。6月2日まで。◎みなとみらいで「エコカーワールド」-電気自動車など90台展示エコカー(低公害車)の紹介やエコドライブ普及啓発を目的としたイベント「エコカーワールド2008」が6月7日・8日、横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港)で開催される。主催は環境省、独立行政法人「環境再生保全機構」、横浜市。会場では燃料電池自動車、電気自動車、天然ガス自動車、ハイブリッド自動車などのエコカー約90台を展示。今年は約10種のエコカーに試乗も可能で、エコドライブ度がわかるドライブシミュレーターなどエコドライブに焦点をあてた体験型イベントを多数実施する。そのほか「仮面ライダーキバ」や「おしりかじり虫」など子どもに人気のキャラクターパフォーマンスショーも開催。毎年、環境月間となる6月に開催しており、横浜での開催は今年で5回目。昨年は約67,000人が来場した。6月7日はクイーンズスクエア横浜(西区みなとみらい)でも関連するトークショーを開催。A級ライセンス取得ドライバーの三井ゆりさんが登場し、エコ生活やエコドライブについて語る。エコカーワールド開催時間は7日=12時~17時、8日=10時~16時。トークショー開催時間は13時と14時30分の2回。各イベント入場無料。◎山下町の自転車店で話題の小型自転車「タルタルーガ」試乗会嗜好性の高い製品をそろえる自転車販売店「グリーンサイクルステーションヨコハマ」(横浜市中区山下町、TEL 045-663-6263)は6月7日、人気小型自転車「TARTARUGA(タルタルーガ)」の試乗会を実施する。TARTARUGAは、ナムコでゲーム機のデザインを手がけてきた吉松尚孝さんが2001年に独立して立ち上げたブランド。前職の技術を生かし「楽しさ」を演出することにこだわったデザインや機能性、一つ一つ手作りという点が話題となっている。背もたれがついたユニークなものなど前傾にならず楽な体勢でスピードを出すことができるのが特徴で、乗り心地にも定評がある。現在街乗り用自転車を2シリーズ発売中。同店では年間約100台の注文があるほどの売れ行きだという。試乗会には「TYP SPORTS DX」(189,000円)、「TYP SPORTS SD」(139,650円)、「TYP FOLDING ver.1.5」(139,650円)の3モデルを用意。そのほか吉松さんが会場に訪れブランドの解説や開発秘話などを披露する。松沢さんと親交があり、商品開発時には自転車に関するアドバイスを行ってきた同店の鈴木潤さんは「大量生産はせず、品質にこだわりながらブランドを育てるTARTARUGAは、デザイナー吉松尚孝のイズムのようなものを強く感じる。また、パーツセレクトににおいても単純に街乗りで快適に気持ちよく乗れることを考え、必要以上なオーバースペックによる価格アップは抑えている点も高く評価できる。今回の試乗会では吉松さんから直接お勧めの乗り方などアドバイスを受けられるよい機会なので興味のある方はぜひ来てほしい」と話す。試乗会開催時間は11時~16時。店舗営業時間は11時~20時。水曜・木曜定休。◎有隣堂で本をテーマにイラスト展-134人が心に残る1冊を描く隣堂伊勢佐木町本店(横浜市中区伊勢佐木町)で5月22日より、イラストレーター134人が心に残った本をテーマに描いたイラスト展「わたしと、この一冊」展を開催している。同展は、イラストレーターの親睦団体「東京イラストレーターズ・ソサエティ」の協力のもと、横浜にちなんだテーマで描いた作品を展示する恒例企画。4回目となる今回は、主催の有隣堂が伊勢佐木町に本店を構える書店であることに関連して本がテーマ。同会員のイラストレーター安西水丸さんや、安齋肇さんらがそれぞれ一冊の本を表現したイラストを展示販売している。作品は、大佛次郎の『鞍馬天狗』や三島由紀夫の『午後の曳航』など横浜ゆかりの小説をモチーフにしたものも多数展示。さまざまなタッチで描かれた個性のあふれる作品が並び、各作品の横には作画者のコメントが掲示され、作家の作品への思い入れを知ることができる。同会員で「わたしと、この一冊」展をまとめる神奈川県在住の山崎杉夫さんは「芸術作品としてだけでなく、本が持つ魅力を伝え、作品を見た人と本をつなげる役割も考えて描いている。イラストを通してその本を読むきっかけになれば」と話す。