2005/11/20(日)23:47
やはり・・・鯛は鯛
東京国際女子マラソンの高橋尚子選手に感動した。やはり「鯛は鯛」である。
序盤からテレビを見ていて、正直言っていつの段階でトップ集団から落ちるのかと思って見ていた。
2年ぶりのマラソン。そして、あの小出監督のもとを離れてのレース。
彼女はこの2年間で30年分位の月日を経験したのではないのか。おそらく、この2年間のことは言葉には表せないことだろう。
30キロを過ぎてもトップ集団に位置し、36キロ付近手前からのロングスパート。
ちょっと早すぎるのではと思うくらいであるが、あのコースはあそこからが厳しく苦しいところ。
やはり、強い選手は自分が一番苦しく辛いところで勝負を仕掛けるのだなぁと感心した。決して、彼女も苦しくないわけは無いと思う。
つい、テレビの前で「頑張れ!腕を振れ」と叫びたくなった。足のピッチもなかなか落ちない。これは行けるのではと感じた。
2時間24分39秒の好タイムで2年前の屈辱のレース、そして、肉離れの不安とのレースに終止符を打った。
なぜに彼女をここまで奮い立たせたのか?やはり、走りたい。このままでは終わりたくない。そんな気持ちが果敢な攻めの走りにつながったのではないのか。本当に敬服する精神力である。
年齢的には北京五輪を期待するにはの声もあるが、外国人選手は数多くのママさんランナーもいる。
もう一度「日の丸」を胸に世界の大舞台のスタートラインに立ってもらいたい。