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元さんの表現塾

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2006.09.11
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カテゴリ:カテゴリ未分類
高校生になる末っ子の運動会がありました。上の子ども達は「できるだけ来るな!」などと言うものですから足を運ばなかったのですが、今回は末っ子だということ、そして応援団のメンバーであったこともあり行ってみました。

競技そのものはありきたりで、さほど感動を覚えるでもなく淡々と進んでいったのですが、プログラム終盤になって私はとても清々しい光景に出会いました。

当日はあいにく雨が降ったり止んだりの状況で、3年生のフォークダンスの時間には雨が一段と激しくなり、ほとんど視界がきかなくなりました。

アナウンスがダンスを続けるか辞めるかを生徒たちに聞きましたが、みんなが「続ける!」の大合唱でした。どしゃ降りで服は濡れ、頭はぐしゃぐしゃ、グランドはぬかるみ、しかも雷鳴とどろく中にもかかわらずです。

そんな最悪のコンディションの中で、ひとりの女の子が身体をいっぱい使ってユーモラスにダンスを踊り始めたのです。一挙手一投足が実にこっけいで、会場からはやんやの拍手喝采の嵐です。

雨が強くなればなるほどその子のノリは一層増していきました。そして、ついにはパートナーである男の子たちも同じようなノリで踊り始めたのです。最初は恥ずかしそうにしていましたが、次々にオーバーアクションに変わっていき、お陰で服は泥だらけ、顔も真っ黒です。でもそんなことお構いなしです。

最後には泥水の中にみんなでダイビングです。

私はその時、生徒たちはもちろん会場とも一体になっているのがわかりました。これはどしゃ降り、雷鳴という悪コンディションが招いた感動です。こんなハプニングがなければ会場は盛り上がらなかったはずです。

私たちも時々こんな経験をします。
「もうどうなってもいい」と思えるぐらい気持ちが高揚することが・・・

我々はハプニングが起きたらどうしようとうろたえがちですが、「ハプニング」はマイナスではなく、人生に豊かさ、オアシスを与えてくれる「栄養剤」なんだということを教えてくれた出来事でした。





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Last updated  2006.09.11 15:44:02
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