2011/01/07(金)23:55
景気のいい話と…
年が明けて何とも景気のいい話がニュースになりましたね
マグロ1匹、3249万円=築地初競りで史上最高値
首都圏の台所、東京・築地市場(中央区)で5日朝、
新年恒例の初競りが行われた。近海産のクロマグロに
史上最高値が出るなど、寒さを吹き飛ばすような活発な取引が6日ぶりに戻った。
午前5時前、関係者の手締めの後に競りがスタートした卸売場には、
昨年並みの538匹の生マグロ類がずらりと並んだ。
このうち、ご祝儀相場が付くことで注目される天然マグロの中で、
ひときわ大きかった北海道・戸井産のクロマグロ(342キロ)に
仲卸業者の買いが集中。激しい競り合いの結果、
1匹当たりで史上最高の3249万円の高値で競り落とされ、
場内ではどよめきが起こった。 マグロ1匹当たりでは、
2001年の初市で出た青森・大間産の2020万円が過去最高だったが、
10年ぶりに更新した。<以下省略> 【2010年1月5日 時事通信】
うーん,個人的には庶民なので
マグロはあまり好んで食べないので
値段自体にあまり興味はないのですが
それにしても…
単純に1kgで約10万ですか…
なんとも景気のいい話というか
でも,そんなマグロの刺身や寿司は
ちょっと食べてみたい気がしますが
私の懐具合から大量には食べれないので
それよりも…
焼き肉食い放題とか…
回転寿司食い放題の方が
魅力を感じます…
さて…
一方景気の悪い話も…
経団連「1%引き上げ」に反対…春闘指針最終案
日本経団連が2011年春闘の指針としてまとめる
「経営労働政策委員会報告(経労委報告)」の最終案が6日明らかになった。
連合が求める給与総額の「1%引き上げ」に対し、
「極めて厳しい要求」として反対する姿勢を示した。
また、経済のグローバル化を背景に、世界で通用する人材育成の
重要性を指摘するなど、異例の内容を盛り込んだ。
最終案は、産業界の過去2年間のベースアップ率は
所定内賃金の0.03%に過ぎず、「1%引き上げ」は
過大な要求だとの考えを示した。
さらに、デフレ経済、グローバル競争の激化、円高が続く中で、
「賃金より雇用を重視する」との姿勢を改めて強調している。
一方、環太平洋経済連携協定(TPP)などの貿易自由化の
進展を視野に、経済成長が著しいアジア諸国などの需要を取り込むには、
「海外に打って出る気概を持った人材育成が重要」と指摘した。
【2010年1月7日 読売新聞】
うーん,たかだか1%の賃上げが
「極めて厳しい要求」ですか…(^_^;
月給が20万円の1%はわずか2000円なんですけど
たぶん,働く側にしてみれば
1%の給与上昇なんて実感わかないと思います。
それでも…
雇用側にしてみれば全雇用者に支払う給料の1%は
結構な金額ですから反対する気持ちも分かりますが
それで,「海外に打って出る気概を持った人材」が
育成されるのか疑問ですね
むしろ,そんな気概のある人物なら
より好条件を示してくれる海外の企業に
人材が流失する可能性が大きいのではないでしょうか?
また,労働者全体の待遇を改善するために
一律的な賃金上昇を求めるのは必要かも知れませんが
資本主義社会である以上
企業業績に応じた賃金は必要でしょうし
それによって,経済全体が活性化すると思います
もちろん,その場合の中小企業のような
経営が厳しい業種に対しては
何らかの対策を講じる必要があると思いますし
経済的弱者に対する対策をもっと講じるべきだと思います