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そろそろ学会の会場にも少し飽きてきた。町にいって買い物なんぞしてみたい。ついたその日はとてつもなく冷たい風が吹き、今年新しく買ったコートが大活躍したが、その後なぜか日に日に暖かくなってきた。スーツの上着くらいでいいかな?というくらい暖かい。
ストマは相変わらずガスをどんどん出してくる。パウチ(便をためる袋)がぱんぱんにふくらむくらいだ。お通じも理想的なものがどんどん排出されてくる。一昨日は肉、今日はロブスター。毎日共通しているものといえば、、、ビール?なるほどビールはガスを出しやすいと言うがこうまで一日中出るものか? お通じが快調なのはこっちに来て不思議と規則正しく寝起きをしていることが効いているものと考えられる。アメリカは今回で3回目だが、いつもこちらに夜についてそのまま爆睡し、それから朝早くに目覚める習慣が出来る。帰国後も時差ぼけの延長でそのまましばらくはその生活スタイルが定着するのだ。私の場合、そもそも普段の生活が不規則なので、時差ぼけで眠気がくるくらいでちょうど良い。寝不足・不規則な悪循環をリセットするにはちょうどいい時差があるようだ。 腸の動きの正常化に効果的なのは、つまるところ生活のリズムということになるのか。。 もう一つ気がついたことと言えば、私の場合今回のようにガスが出まくってもそれほど派手な音を立てないと言うことだ。静かな講演会場で高らかな音を立てられたのではたまったもんではないが、ぷすぷすと少しづつ出続けると言った感じだ。 少し長くなるが今日の出来事をもう一つ。 今日は同じ学科の若い講師が、こちらで講演がある日だった。彼は卒業してそのままおなじ研究室に残り、若くしてうらやましい常勤講師のポストにありついた苦労知らずで、しかもどうも生意気だから、しがない年契約研究員の私としては何となく好きな存在ではなかった。 なんと、彼は2件連続で大ホールのような大舞台で口頭発表をやってのけたのだ。正直、研究内容にはそれほど新奇性はなく退屈なものだ。しかも英語の原稿カタカナ棒読みで、聴いている側としてはさっぱり頭に入って来ず、つらいものがある。しかし。。。 私には頭をかきながら苦労してなんとかわかってもらおうと、必死に質疑に答えようとする彼の姿がとても立派に見えた。あまりにも早く出世してしまった彼はまさに今、自分から世界の大舞台に立って苦労をして闘っているのだ。 がんばれ!誰でもはじめから流ちょうにやれるもんじゃないよ!恥ずかしさよりも自分の仕事を立派に大舞台で発表しようとする彼の姿勢を、いつの間にか応援し、不覚にも敬意がわき出てきた。今の私が彼ほどに勇敢な努力をしているとはとても言い難い。 彼と自分を比べる必要はないが少なくとも、若く生意気な彼から頭をがつんとやられたような良い刺激を得ることができた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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