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2006/07/29
カテゴリ：My Thoughts
この日のランチもパステル。
よりみちです。 こんにちは。 よく思うんだけど、 社会人になって以降も 学生さんと交流する機会がずっと続いてる。 新卒で入ったＲ社では、 総務の仕事から人事まで。 その後、 ネットワークビジネスにおいては 学生さんは対象外だったけど、 それでも２０代前半のメンバーも多くて。 以降、人事に復活した際はあたりまえのこと。 Ｅ専門学校においては、 クラス担任なわけだから当然学生と一緒に過ごし、 後の英会話スクールのスタッフ時代も、 担当してる大半が大学生。 いま「からくり」でも、 学生さんが多いわけだもんね。 その中で、 「就職」について聞くことはもちろん多くてね。 やっぱりね、 新卒で入った会社での教育っていうか、 環境って、影響するものが大きいと思うね。 ２０歳で入社したＲ社。 比較的すぐに任せられる仕事も多くて。 その中でも、すごく身についたのが 「なんとかする」っていうこと。 Ｒ社は、当時において成長企業だったこともあり、 社内の動きは早くてね。 求められるものも急なことが多かった。 細かな仕事もいっぱいで、例えば 例１）５日以内に、５００人がパーティ出来る場所を海岸に用意する。 例２）３日後に、Ａの部署とＢの部署を入れ替える。 ・・・・・なんて感じ。 これらには、いろんな仕事が付随するわけで、 そのために必要なことを 最初から連想して解決していく。 例１）５日以内に、５００人がパーティ出来る場所を海岸に用意する。 これは、とある島に支社の旅行が決まっていたときのこと。 予定していたレストランがある事情で使えなくなり、 いっそ屋外で、しかも海岸で壮大にやっちゃえ、 って変更することになった。 出てくる仕事は ・場所の選定と、仕様に伴う役所への届け出の確認。 （これだけ大きいと申請が必要なこともある。） ・５００人分の食事メニューの決定と発注。 （屋台をたくさん出して、お祭り風に演出したかった。） ・水や、火といったインフラの確保。 ・全員が座れるだけのイスやテーブルの手配。 ・出たゴミの処分のシステムの決定。 （箱、袋、廃棄方法。） ・修了後の清掃。 ・雨天への備え。 （テント、カッパ等雨具。） ・花火業者さんの手配。 これらの仕事は、自分たちで全部出来るはずは無くて、 ほとんど外部の業者さんに発注するわけでね。 やったことがあるかどうか、とか これまでお付き合いがある会社かどうか、とかじゃなく、 しっかりとしかも早急に話をして 対応いただけるところにお願いするといった進めかたになる。 しかも万が一に備えてのバックアップも用意して。 もちろん企業なので、 コスト面にも気を配る必要もある。 単価が１０００円違うだけで、 総額が５０万円程変わってくるわけだもんね。 だから、 同時に複数の業者さんに声を掛けていく。 例２）３日後に、Ａの部署とＢの部署を別のビル間で入れ替える。 出てくる仕事は、 ・机、イス、棚といった備品の物理的な移動。 （引越し業者さんへの依頼。） ・電話とネットのビル間移転。 （ＮＴＴへの申請、普通３日じゃムリですが。） ・電話、ネット、電気関連の物理的な工事。 （工事会社への依頼。） ・ビル管理会社への届け出。 （工事の許可、エレベーターの使用許可、看板の変更。） ・両部署のマネージャーとの打ち合わせ。 （備品のレイアウトを決定しないと、工事内容が確定しない。） ・社内への広報。 （社内電話帳の書き替え。） ・関連社員の名刺の発注。 （事務所の所在地が変わるからね。） 新規部門が増えたり、統廃合したりと、 組織変更が多かったので、こんなことは日常茶飯事。 特に、その情報の社内公開や人事異動の発表も前日だったりする。 役割上、僕が知るのも早くて３日前。 付き合ってる工事会社さんは、 事前に規模を想定して準備していただいていてね。 人と材料だけを用意してもらって、 図面を渡すのが当日なんてこともよくあった。 でも、 日頃の関わりあいと信頼関係で完了させていただけたんだよね。 しかも、この仕事でも複数の業者さんといつも付き合っていて、 時間やコストが最も有利な方法を選択するようにしてた。 「電気屋さんに聞いたら、出来ないって言われました。」 じゃあ話にならないんだよね。 状況から「ムリ」って思ったら工夫も進歩もない。 完成させる「こだわり」と、 先を想定しての「準備」が 「なんとかする」っていう概念を支えるんだよな。 そこにはね、 自分の仕事に対する達成感の追求だけじゃなくて、 必要とする人たちにより良い結果を提供したいっていう 充実感や使命感や責任がある。 仕事って、そんなものだと思う。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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