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2011/04/15
カテゴリ：My Thoughts
「空気を読む」っていう言葉があまり好きじゃない よりみちです。
こんばんは。 「空気を読む」って言葉は、 その考え方の軸が 実は周りに無くて 自分側にある。 本当に正しいかどうかという基準では無くて、 周りからどう思われるかにシフトすることにある。 だから、 たとえそれが間違っていたとしても 周りから浮かないことや 反対されないことに 満足を得ようとする考え方だと思うんだよね。 例えば 親しい仲間がだれかをいじめているとする。 「空気を読む」ということは、 仲間からはみださないように 一緒にいじめるか、 あるいは黙認する行動である。 バラエティ番組などで 他人をいじって それに対して 「そんなこと言ったら怒られるぞ。」 とかいう発言をよく耳にする。 お笑い芸人なんかの突っ込みなら 笑わせて終わりかもしれないけど 一般的な会話としては ちょっと違うよね。 「そんなこと言ったら怒られる。」 ってことは 「怒られるから言うな。」と同義。 つまり、 『人として正しいかどうか』や、 『その方に失礼かどうか』では無くて 『自分が怒られるかどうか』に基準がある。 とても危険な思考回路だと思うんだ。 ちょっとしたマナーにも たくさん現れる。 例えば、 小さな子どもと一緒に電車に乗る。 子どもが靴を履いたままシートに上がったとする。 そんな場面で この回路が働いてると 「怒られるから降りなさい。」という言い方になる。 怒られようが怒られまいが、 間違ってることは間違ってると叱るのが 正しい教育であって、 この誤った伝えられ方で育つ子どもの いろんな判断の基準は、 『怒られるかどうか』に 偏ることになる。 進んでいくと 怒られなければいい、つまり 他人に見られていなければいい、 っていう発想を育てることにも発展し そのままの大人になる。 大げさかもしれないけど ほんのささいなことが 人や社会を作っていく。 いつもいつも 自分の心の状態をチェックするのは難しいけど 出てくる言葉は心の成り立ちを表すもの。 まずは言葉から気を配ってみるのもいいね。 『マジックで手相を書くと運命が変わってくる』 っていう説に似てます（笑） お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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