『よるくま』 酒井駒子“ぼく”のところに夜中にクマの子が来ます。“よるくま”はお母さんを探しにきました。 それで“ぼく”は“よるくま”とお母さんを探しにいきます。 ハチミツ屋に行ったり、公園に行ったり・・・。 そしてよるくまの家に戻ってみます。 それで今度は家の中を探してみるのですが・・・。 灯りの黄色と、薄暗い青、そして夜の黒を効果的に使った絵です。 男の子もよるくまも、とても可愛く描かれています。 そして文章はとても少なく、簡潔です。 だからこそ想像の世界で遊ぶことが出来るのです。 思えばうちの子が小さい頃、まだひらがなが読めるようになる前、一人で絵本を見ながら、私やパパが読んであげて覚えているストーリーを、可愛い声で可愛い物語に作り直していたものでした。 (たぶんそうなんだと思います) この絵本を小さい手で持ちながら、ママやパパが読んでくれた物語を元に、お話を作る子供たちが目に浮かぶようです。 きっと絵本を手にして、子供たちはよるくまと一緒に、夜のお散歩を楽しんだり、冒険をしていることでしょう。 この絵本は、そう言う絵本だと思います。 夜、子供が眠る前に、何度でも読み聞かせてあげたい絵本です。 |