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カテゴリ:アニメ
殺される夢から覚めることが出来ず悲鳴を上げる麻衣は、綾子の平手打ちでようやく目を覚ます。 メンバーに夢の話をしながらも、まだ首に当てられた刃先の感触が残っている麻衣。 そこにナルが紅茶をもって部屋に入ってくる。麻衣はそのことに心が落ち着く。
調査団の人たちより長く家にいる美山家職員に被害者が出ていないことから、ジョンがここの霊は若い人が好きなのではと言う。 この家は、危険、絶対に一人にならない方が良い。しかし安原は霊能力者ではないので自分で身を守れない。 安原に坊さんとジョンをつけ、麻衣にリンをつけると言うナルに、しかしリンは反対。 ナルは退魔法を使えない、自分はナルを護衛するとリンが言うと、ナルは異を唱える。 「私はあなたを監視するためにいるのです。」と言うリン。 ・・・と言うわけで安原が家を出て、まどかをアシストすることになった。
今までの調査結果でこの家は中央が高い構造になっていることが分る。部屋の配置などからその部分を隠すために増築が繰り返されたのではないかとナルは推測する。 そこにまどかと安原が窓から登場、外での調査の報告。 邸内を調べたときは十一本だった煙突が外から見ると十二本だった、しかもそれは中央部にあり、太い。 また鉦幸は身体が弱く、ここに住むようになってからは下男が二人一緒だった。 それらの話を聞きながら、震えだす麻衣。除霊をした真砂子は憑いた霊はここで働いていた女中だったと言う。 その時、電気が消える、そして凄まじいラップ音。 再び灯りが付いたときには、部屋中に血の様に赤い文字で“たすけて”“いたい”“死にたくない”・・・と書かれていた。その中に混じる“浦戸”の文字。 ナルは真砂子に交霊術をするように言う。しかし麻衣が大反対。 「自分が殺される気持ちが分る?、どんなに恐いか分る?。」 その言葉に見せたナルの表情に、自分が悪いことを言ってしまった気分になる麻衣。 結局リンが招魂をすることにする。招魂できる相手は細かいデータが必要なので、行方不明になった調査団のメンバー、鈴木さんとする。 「浦戸と言う人物を知っていますか。」と言う質問に苦しみ、何かを示す鈴木さんの霊。 限界で彼女が消えた後には、壁に“ヴラド”の文字が残っていた。それにより浦戸とはヴラドだったのかと、坊さん。ヴラドとは吸血鬼ドラキュラの事。 驚く麻衣にナルが説明する。 ドラキュラ=吸血鬼は小説からきているイメージだが、モデルはいる。ヴラドと言う王でその残忍な性格とツェペシュという名から“串刺し公”とも呼ばれた。ヴラドの父は“ヴラド龍公(ドラクル)”と呼ばれていて、ドラクルとは“龍”と“悪魔”の意味を持つ。“ドラキュラ”とは“ドラクルの子”すなわち“悪魔の子”を意味する。 ヴラドとよく混同される人物にハンガリーの伯爵夫人がいる、彼女は自分の容色の衰えを恐れ若い女性を殺して、その血を浴槽に満たして身体を浸した。 身体が弱かった鉦幸はこの話を知って、自分の身体を健康にするために、同じことをしたのではないか。 鉦幸は長生きは出来なかった、さぞや無念だっただろう、だから今も悪霊として人を殺しているのだ。
麻衣たちは壁を壊す、その先にはふさがれた部屋、そして前に行方不明になった者の死体。 他の失踪者も生存の望みはないだろうと調査団に語るナル。 アシスタントの鈴木さんが行方不明の五十嵐先生はディヴィス博士に、彼女を探してくれと頼む。しかしこの事態に彼は正体を暴露、「私は違います。」、そう言えと言われたのだと。 この家は危険、引き上げると言うナル。 「除霊は不可能だ。」 あまりにもサクサク話が進むので、あらすじの削りどころが少ない。長くなっちゃったなぁ。 メンバーのやりとりが面白いのにカットされちゃって残念。おかげで安原の魅力が半減だわ。
このアニメに関しては作画に触れたことはなかったけど、今日は書く。 アクションシーンがないんだから、せめてキャラの顔くらいはしっかり描こう。美形キャラがそう見えないって言うのは辛いっす。
でましたぁぁぁ、ツンデレの鑑・ナル本当にナルって普段は“ツンツン”どころか、ツンの何乗だぁ?と言うキャラなんですが、数少ない“デレ”の貴重さが、女の子の心を捉えるのね。 パジャマにジャケットを肩に羽織って、リンさんに付き添ってもらって紅茶持ってくる姿が可愛いです。
私は「血ぬられた迷宮」編がこのシリーズでは一番恐いと思うんですよ。 それは悪霊が恐いとかではなくて(もちろん悪霊ももの凄く恐いけど)、自分の身体のために人を殺し続けて、死して尚もその執念が残ってとんでもない化物になってしまっている。人がそうなってしまうことに恐さがあるなぁと。なので前にも感想に書きましたけど、ヴラドの姿は異形であるよりも、人である方が私には恐いのです。
今回、誰を安原と麻衣につけるかの場面で、綾子と真砂子が一緒にいることになるのですが、原作から真砂子が綾子では不安だとクレームをつけるシーンがカットされてます。 このシーンって、真砂子の性格を表しているだけじゃなくて、霊能者としてきちんと実力のあるメンバーの中にあって、未だに大して活躍できない綾子に対する不審な気持ちがメンバー全体にあることも示しているんですよね。 で、そう言うメンバーの気持ちがあってこそ、綾子が真に実力を発揮できるシーンがよりインパクトがあるんだと思うんですよ。 アニメで次のエピソードをやるのかどうかは分りませんが、やるつもりなら入れて欲しかったなぁ。小さいところなんですが。 もしやるのなら綾子大活躍のシーンの作画は気合を入れてお願いしたい。それはそれは美しいシーンだと、とても楽しみにしているので。
何だかんだ言ってもやっぱりナルはカッコ良い お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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