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カテゴリ:アニメ
あらすじは公式HPから。
ナスカ崩壊、そしてブルーの死。 拠り所を失ったミュウたちに、テラへの進撃と人類との全面戦争を表明したジョミー。 彼は手始めに故郷、アルテメシアの攻略を開始する。 圧倒的な戦闘力を有した、トォニィたちナスカチルドレン。 ミュウたちを追いアルテメシアに向かったスウェナの見たものは…。 スウェナが見たのはかつて一緒に学生時代を過ごしたジョミーだった。 これはね、先週ブルーがとんでもない力を発揮した時も思ったんですけど、 ちゃんと『地球へ・・・』と言う一つの物語として話を考えてる?。 全体を通してストーリー構成をしてるかって言う事なんだけど、 なんと言うか、流れがめちゃくちゃなんですけど。 とにかく今回、ナスカチルドレンが、ミューの中であれ程の優越意識を持つって言うのが強引すぎ。 確かにミューたちは人間に排除される存在で、それは超能力があるかないか、と言うそのことなんですよね。 で、ミューだって人だから、グループの中で優劣もつく、その際、能力の差でそれが表われる、ここまでは分かる。 でもミューたちに対してもあそこまで蔑んだ気持ち、ジョミーまでもを下に置く。 これには相応の事柄と、それなりの時間が必要でしょう。 優越感と言う範疇越えてますよ。 いきなり何?って感じなんですが。 何よりね、ナスカ・チルドレンのあの傲慢さはシステムに正当性を与えてしまいかねないでしょう。 あれ程の力を持つものが、その力ゆえの傲慢さを持つ。 人間達にとって危険と言う。 でね、ブルーが死を賭した意義はなんだったの?。 ブルーが自分の後継と託したジョミーが真のミューたちの長になること、じゃなかったの?。 ミューたちの内部がごたごたの状態って、ナスカの時より更に状況が悪くなってる。 で、キースですね。 ここで自分の出生の秘密を知る、と。 ブルーの死と共に原作から大きく変えてる訳ですが。 ではキースはシステムに洗脳されちゃってるだけのキャラだったわけですか?。 頑ななまでに冷酷にミューに対する態度、あれはシステムを妄信しちゃってるからですか?。 キースってそんなつまらないキャラだったんですか。 何故システムに従い、ミュー達を排除することにキースがあそこまで出来るのかを、原作はシロエのエピソードの時にキースの出生を見せることで、きちんと理由付けして、流れを作ってます。 もう一つ言えば、大人になりきってない、感受性のある時期に見たことに、私は意味があると思ってるのですよ。 それこそが竹宮作品の根底にいつもあるものだと思ってる。 わざわざこれを変えただけの意義をスタッフさん達に見せてもらおうじゃないの。 もう何度も書きましたが、私は原作通りに作って欲しいと思ってはいないのですよ。 正直言って細かい部分なんて忘れちゃってるし。 でもそれでも未だに私の中に“核”の部分は残ってる。 原作が持っている物、これがあるからこそ原作は名作なんだと言うものははずさないで欲しい。 いかにストーリー構成を変えてこようとも、原作にたいする尊敬の気持ちを感じ取れるアニメであって欲しいんです。
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