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カテゴリ:アニメ
あらすじは公式HPから。
散歩に出たミケは謎の尊大なネコ、クマに出会う。 運命の出会いは二人の対決へと発展するが、何故かいつの間にかなあなあの展開に。 そしてネコならではの諸問題について、ハーさんやグレも交えて真剣に語り合うのだった。 空がくれる餌はどうしていつも賞味期限切れのものばかりなのか!と。 一方、神谷は姉の雪花にネコを飼いたいと何度目かの猛アピールするも、軽くあしらわれてしまう。 T・S・エリオットの詩と『100万回生きたねこ』と『ジェニィ 』を愛する私は、猫の物語に関してはちょーっとうるさくてよ・・・と言ってみる。 で、『スケッチブック』の猫さんたち。 話自体はオーソドックスで特に目新しいわけでもないのだけど、ほんわかのんびりムードが独特で、そこが良いところ。 何たってミケとクマが自分の優位性を示すためにより高いところに登るシーンですら、緊迫感がない!!。 そのくまが良いですー。 でっかい顔に、中心にちょこんと寄っている目鼻口、それをチャームポイントと言ってのける。 自分を「我輩」と言うのにも笑っちゃう。 くまの望みは自分を飼ってくれる人。 飼い猫のグレに借りた首輪が苦しそうだ、くまさん!!。 はずしても型がついちゃってるし・・・。 それでくまが人間に連れて行ってもらえるにはどうしたら良いのかを、みんなで考えるわけです。 そこでダンボールですよ。 「拾ってください」→「拾え!」(それ脅迫)→「決して拾わないで」→「運命の出会い!」(良くないグループの勧誘みたいで恐くて拾えない)→「無料」→「半額」。 猫を飼いたがっていた神谷先輩に出会えて、見事飼い猫に。 でもお風呂はイヤそう。 お姉さんにも気に入られて良かったね。 ぶさいくなところが可愛いってありますよね。 グレは外した首輪をつけない。 段ボール箱を引っかいて遊ぶ。 そして猫たちの間で話題になっていた空が来る。 まーた賞味期限切れですよ。 「飼い猫よりも野良猫の方が自由で良い」と言うのは、衣食住足りてる人間だからこそ言えることだと思うのですよね。 だからこのアニメは、そんなことを声高に言わないところが好きです。 猫もそれぞれ、選択もそれぞれだよね、と思わせるところが好き。 野良猫には野良猫の思うところがあって、でもそれも“プライド”なんてえばってなくて、「オレはこう思うんだけどなぁ。」くらいのミケも良かったです。 で、空なんですが。 私は野良猫に、飼う気もないのに、その時の「可愛い」と言う気まぐれで餌をあげる行為には疑問があるので、空のシーンはないほうが良かったかな。 ましてや人間が食べられなくなっちゃったものだからあげちゃえ、という態度は何かイヤ、例えギャグでも。 今までの物語の、空の感受性豊かなところが大好きだったんですけど、そう言うところは鈍感だなぁと思わせちゃって。 空のキャラを考えても、やっぱりないほうが良かったよ、あのシーンは。 2008年01月25日発売スケッチブック ~full color’s~ 第1巻 ![]() ![]() エリオットの詩を元にした素敵な絵本があるんですが、楽天ブックスさんでは見つかりませんでした。
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