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カテゴリ:ドラマ
あらすじは公式HPを要約。
ある豪邸の室内プールで若い女性の水死体が発見された。 検死の結果、死因は心臓麻痺によるものと思われた。 だが薫は、胸の皮膚の一部だけが壊死していたことが気になって、湯川(福山雅治)のもとを訪れる。 しかし湯川は、「それは物理学の範疇じゃない」などと言って薫を追い返してしまう。 ある日、某大学で開かれた物理学会での講演を終えた湯川は、ひとりの学生に呼び止められる。 講演の内容に感銘を受けたと言う学生の名前は田上昇一(香取慎吾)、その大学の院生だった。 田上の名前に覚えがあった湯川は、記憶をたぐり、ひとつの論文を思い出す。 その論文の内容に興味を持っていた湯川は、田上に名刺を手渡すと、いつでも連絡してくれ、と言って彼と別れた。 するとそこに、薫が現れる。水死した女性・篠崎怜子(蒼井そら)は、この大学の学生だったのだ。 掲示板で“皮膚疾患の先端技術”という文字を見つけた薫は、謎の原因がわかるのではないかと思い研究室を訪る。 そこにいたのは白衣姿の田上だった。 薫から事件の話を聞いた田上は…。 で、 田上は薫に協力を見せかけてそれとなく事件の捜査の経過を聞き出す。 湯川に対抗心を持って近付く田上。 田上は軍事産業に興味があると言う田上。 その田上の様子から不信感を持つ湯川。 薫から聞き出した情報により、湯川が真相に近付きつつあることを知った田上は、この事件を一人で調べていると言う薫にホテルの招待券を渡す。 研究室に落ちていたブローチ、それは田上から貰ったもの、それによりついに真相にたどり着く湯川。 しかし薫との連絡が上手く行かず、薫ピンチ。 間一髪のところで刑事たちに取り押さえられた男は別の人間。 バーで話をする湯川と田上。 湯川がモラルに縛られていることにがっかりだと言う田上に、湯川は紙を渡す。 それは田上が作っていた殺人の為道具の完璧な理論。 ・・・って感じでしょうか。 これオリジナルかなぁ、まぁ、私も余り良く覚えてないんですけども・・・。 ものすごく違和感があった。 『探偵ガリレオ』って、一見超常現象のように見える事件があって、でもオカルトを信じてない湯川が科学によって可能なんだと証明していく話なんですよね。 そもそも超常現象でもなんでもないじゃん。 田上が見せかけたかったのは自然死っていうか、病死って言うか、だよね。 “超能力”なんて言葉をそれらしく使ってたけど、唐突。 『探偵ガリレオ』ってネタを楽しむミステリーだと思ってるから、事件自体は奇想天外なんですけど、今回は“ネタ”がない分、ミステリーのドラマとしてはアラが目立つ。 ガリレオ先生も言ってましたが、皮膚が壊死している死体を変だと思ったからって、何で物理学者に相談に行くの?。 田上のところで捜査資料を簡単に見せたり、事件の事をペラペラしゃべったりするのもおかしいし。 薫は相当この件に時間をとられてるみたいですけど、自然死と判断された事件を、薫一人の判断で自由に調べられるって言うのも変。 警察も組織だよね。 で、これはミステリー風味のドラマと思えば楽しめるのですね。 何たって今回は香取さんのシャワー・ヌードシーンと、柴崎コウさんの入浴シーンで、サービス満点。 先ずゲストの香取慎吾さん。←もう“ちゃん”付けするのは申し分けない気が。 天才と言う事で大丈夫か?と思ってましたが、結局は天才ではない底の浅さ、甘さが露呈する役に合っていたと思いました。 目で、狂気にも似た独りよがりさを出してるシーンなんて、大したもんだと。 それを「子供の頃はアニメオタクでした。」で理由づけるのはやめて、お願いだから。 渡辺いっけいさん演じる栗林が今回も良い味出してる。 何かすごくお気の毒になってしまう役柄で。 ガリレオ先生がデスクに書いた式、あれを消すのも栗林の仕事なんだろうなぁ。 監察医の城ノ内(真矢みき)と湯川が今回初顔合わせ。 監察医の仕事ってなかなか気持ち悪いと思うんですが、そう言うシーンもセリフも涼しい綺麗なお顔でこなす真矢・城ノ内、好き。 二人が専門的な会話を交わす後ろで、ついていけずにぐったりしている薫が可笑しかった。 お約束のセリフ、シーンもバッチリ。 事件の真相解明をガリレオ先生が説明してくれるところは、相変わらず私には良く分かりませんが。 良いんです、雰囲気で流してますから。 今回のガリレオ先生はシリアス。 これは『容疑者Xの献身』でのガリレオ先生に近いかな。 田上の才能を惜しむ気持ちがあるんでしょうね。 ラストのバーのシーンのガリレオ先生もカッコ良かったです。 拘っているのは“モラル”かと笑う田上。 しかし湯川が言っていたのは理論に対する不完全な姿勢。 「僕ならあざも残さない。」 田上に渡された完璧な理論。 それにより湯川は天才だと思う田上、そして自分はその領域にないことを思い知ったのでしょう。 ・・・でも理論上は完璧でも、それを実践するのは別物じゃないかと思ったりもした。 まぁ、あれですよ、別に『ガリレオ』じゃなくても良い話じゃないかなって気はしましたが、それさえ気にしなければ楽しめました。 そうそう、私は『CSI』の大ファンなんですが、そのドラマの中では死体に不審な点があれば、それを解明するのは科学捜査班・CSIで、それはそれは専門家達が徹底的に調べるんですね。 で、今回の『ガリレオ』では薫が一般・専門職に聞いて回ってる。 日本では鑑識が担当なんじゃないの?。 科学捜査をする部門ってないのかしら。 来週はアーチェリーまでしちゃうのかしらガリレオ先生・・・。 【11/21発売 新作CD】TVドラマ『ガリレオ』主題歌KOH+ /KISSして《CD+DVD》<2007/11/21> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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