2008/01/18(金)11:22
破天荒遊戯 #2 「きずあとのきず」 (1/12) 感想
アルゼイドの勢いで原作一気大人買いしてしまいましたわ。
でも10巻がどこ行っても売ってないの。
9巻はアルゼイドが絶賛へタレ中だし...orz...
そんなことはともかく、今回のあらすじはやっと体裁整ったHPから。
旅を続けるラゼルとアルゼイドは、道に迷い歓楽街へと足を踏み入れる。
二人が口喧嘩をしながら歩いていると、曲がり角から警察に追われた少年エルマーが飛び出してきた。
ラゼルたちに助けを求める、彼の"父の仇を討ちたい"という言葉に引き止められるアルゼイド。
しかし、エルマーを追ってきた警官により、三人は牢獄へと捕えられてしまい……。
で、
刑務所の中で行われているゼロサム・ゲーム、エルマーの父はそれで死んだ。
ラゼルたちも巻き込まれたゲーム。
圧倒的にラゼルチーム有利の中、エルマーは、父親の敵・所長をころす機会を得る。
そのエルマーに、ラゼルは「敵を討つと言うのはどういうことか」を説く。
結局、エルマーは敵討ちをあきらめる。
って感じ?。
人生は相変わらず「クソツマラナイ」かい?で始まり、次のシーンでは牢獄に入ってる超展開ですが、実は原作通りでございます。
しかもすごい早い物語の勧め方ですが、原作でもこれで一話です。
バロックヒートとの合流宿が分からず、道に迷っているラゼルとアルゼイドにぶつかってきた少年・エルマーは「助けて。」
ここで「断る。」とか言っちゃうのが『破天荒遊戯』。
警察に追われ、殺されちゃう、と言うエルマー。
「父さんの敵も取れない内に。」
ってことで助っ人として一緒に牢獄に。
ここでラゼルとアルゼイドの出会いのところか。
アルゼイドの旅の目的は「父親を殺した人間を捜している。」
エルマーの父は大した罪でもないのに処刑された、遺体も返してもらえない。
ここで“ひーたん”ことバロックヒート登場。
牢獄にいる理由は、スケベな店でぼられかけ、相手を半殺しにした、と想像してみるアルゼイド。
いえいえ、ひーたんは自由恋愛を旨として、お金払ってなんてとんでもない。
って事で「美人局だったのか?。」 by アルゼイド。
敵討ちを「手伝ってやろうか。」と言うアルゼイド。
簡単に手錠を壊してしまう三人。
人徳で銃も煙草も没収されないご都合展開。
↑これに疑問もっちゃったら『破天荒遊戯』は楽しめません
天井が落ちてきたりのトラップ乗り越えてラストステージへ。
やって来た場所は・・・。
凶暴そうな犬達を一睨みで引き下がらせるアルゼイドが素敵ですわ!!
そこで見つけた父親のブレスレット。
山と積まれた人の死体。
エルマーに肩入れするアルゼイドに、バロックヒートは
「自分の痛みと向き合うより、似たような他人にチャチャ入れる方が楽チンですもんね。
下りる足元、そこは闘技場、受刑者たちを戦わせるゼロサム・ゲームを楽しむ所長。
エルマーの父親もそこで死んだ。
アクションシーンをちゃんと見せてくれ!!
トラップとか犬とか、ありきたりのオリジナル・エピソード入れる位なら、戦ってるシーンをちゃんと描いて欲しいわ。
止め絵ばかりで、いくら何でもつまんなすぎ!!。
あっと言う間に囚人達を倒したラゼルたち。
高い場所から見下ろす所長を「見下ろされるのは気にくわないな。」とアルゼイド。
うんうん、私はこう言う傲慢なキャラがホントに好き。
魔法で所長を引きずり下ろすラゼル。
エルマーは刑務所員から奪った銃を構える。
しかし所員に捕まっているアルゼイドとバロックヒート。
エルマーはそれでも銃を撃とうとする。
やっぱり敵討ちなんて下らない。
エルマーの銃を支えて、所長の口の中に突っ込ませるラゼル。
撃ったらどうなるか(血液と脳漿が飛び散って、それを永遠に夢に見る)を教えるラゼル。
やはりエルマーは銃を下げない。
ラゼルはアルゼイドから奪っていた銃をエルマーに向ける。
エルマーが所長を撃った途端に、アルゼイドとバロックヒートは殺される。
だから「敵討ちよ。」
そして私も同じように誰かに殺される、そうやって永遠に続く憎しみ。
所長にたくさんの人が殺されてる。
でも、「もう居ない、知らない命の十個、百個、一万個より、私はあの人達の方が良い。」
銃を下ろしたエルマー。
敵討ちの為に旅しているアルゼイドに、ラゼルは思う。
死んだ人より生きてる人を大事にしてよ。
そんなつまらなそうな目をしてないで笑ってよ。
その方がきっと素敵なんだから。
イヤ、私は、普段冷たい表情の男が、たまに見せる笑顔って方が好きですが。
ホントは捕まるようなアルゼイドとバロックヒートではございません。
所長はお仕置き。
どんな理由があっても人殺しは人殺し。
敵討ちなんて下らない。
二人の敵討ちをラゼルがする気なんてない。
私は死なない、あんた達も死なせない。
将来は不良老人になって、縁側で茶でもすすって、サイケデリックにハッピーライフよ。
私、絶対可愛いおばあちゃんになるわ
だから素敵な老紳士になってね、二人とも!!。
↑『破天荒遊戯』のこう言うところが好き。
おばあちゃんなラゼルと、ナイス老紳士のアルゼイドとバロックヒートが見たいなぁ。
えっと、原作の方の感想は、10巻が手に入って読んだら書きますが・・・。
この手のマンガには良くあるんですけど、話は良いし、面白いんです、かなりシビアな時も多いですが。
で、一生懸命絵を描いてるんですが、如何せん描写が足らないなって言う感じなんですよ、連載初期って。
なのでアニメでは、そこを補完して欲しいんだな、本音を言えば。
ただ『破天荒遊戯』の真骨頂は、アゼル、アルゼイド、バロックヒートの魅力にあって、その三人のやりとりの面白さとかは、アニメでも良く出てると思う。
バロックヒートのスケベな魅力は充分ですが、それだけの男でもない。
でもバロックヒートの99%はスケベで出来てます・・・とか言ってみる。
いやー、今回のひーたんのセリフはメチャクチャ面白かったです。
このやりとりの面白さだけで、私には見る価値がありますよ!!。
セリフにとても良いものがあるんですけど、マンガで読むのと、アニメで見るのとは違うんだな。
だからアニメでは、原作通りでは響いてこない印象がある。
このエピソード(4巻ですよ)の前に、既に原作ではたくさんのエピソードがあるんだけど、それをぜーんぶ端折ってるから、たった二回で原作の持ってるセリフの良さを、この話だけ原作と同じ超展開で持ってきても、乱暴かなと。
それとですね、バロックヒートとの出会いのエピソードはやらないつもりかい?
あんなにおいしい話なのに?。
この話を過去話で差し込むくらいなら、原作通りの順番で持ってきた方が、よっぽど視聴者に分かりやすくて親切だと思うなぁ、私は。
いえ、楽しめましたよ、私は。
だってカッコ良いアルゼイドが見られたし!!。
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