2008/02/02(土)16:38
結界師 #49 「哀しき妖花」 感想
あらすじは公式HPでどぞ。
藍緋のお話でした。
時音が彼女の話を聞くというのはもちろんオリジナル。
藍緋が作っていた人型は、昔会った人間の男の姿なんですね。
山の中で会った男、身体が弱く、日中も寝てるものだから夜は眠れない。
それが辛くて歩いた山の中で出合った藍緋。
藍緋が妖怪と知って毎日会いに来る。
男の身体は更に弱まる、男は藍緋について来て欲しいと頼み、呪符で家に閉じ込める。
けれど藍緋は男の笑顔、優しさを良いと思い、そばにいることを楽しんだ。
しかし男の兄、店の跡取りが急死。
店を守るためは男が頑張るしかなかった。
そして男は呪符をはずした。
・・・とまあ、こんな感じでしょうか。
藍緋はあんなに弱かった男が頑張る姿を不思議に思い、“人間の絆”とは何だろうと思う。
それが人間を研究した理由。
火黒はそんな藍緋に、男を愛していたのではないか?、人間になりたかったのではないか、と言う。
えぇ、それはもうイヤらし~い口調で。
もう平田さんが最高ですよ!!。
そして藍緋 vs 火黒!!。
藍緋は高等妖怪、本性は巨大な沃花。
火黒よりも経験値は上ですが、火黒に言わせれば「妖気に禍々しさが足りない。」
見ごたえがある戦いのシーンでした!!。
最近はアクションシーンは『結界師』でしか楽しめない私です。
このところ、アクションシーンが良いアニメがホントないよ...orz...。
火黒は禍々しさが爆発!!
悪役妖怪の魅力バッチリですよ。
藍緋の幻術にも惑わされず、火黒は本来の姿を取っている。
しかし藍緋には止めをささない。
良守が来たから。
もっとヒリヒリするような面白さを味わえるから。
藍緋の言葉に、火黒がムキになるシーンがあるんですよね。
藍緋にも他人には触れて欲しくない心に隠した部分があるように、火黒にもあるのでしょう。
火黒本人が気付いてるかどうかは、分かりませんが。
ここからはアニメのオリジナル。
力尽きた藍緋、その大きな花から、蒲公英の綿毛の様に、小さな胞子が飛んでいく。
その一つがたどり着いた先は人間の世界の一軒の家。
かなり大きなお宅ですが・・・。
床に寝ているおじいさんの元に飛んでいった胞子を、おじいさんが手に取る。
「お帰り。」
「お帰り。」じゃねーよ!!
↑リアルの私は汚い言葉も結構平気。
惚れた女を泣き落としで家に連れてって、閉じ込めて軟禁。
本体の姿は好きじゃないから、いつも綺麗な人間の方で居て欲しいんだ。
自分の環境変わって、藍緋と遊べなくなっちゃった。
だから帰って良いよ。
このシーンは、「すまなかった。」でしょうが!!。
藍緋さんもこんな下らない男にこだわることはなかったのに。
高等妖怪の名折れですわ。