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萬乃夜

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2013年09月11日
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震災の翌年この花火を見に行きました。

とてもとても美しい花火でした。

今年は水害の災害に犠牲者に為に長い黙祷がありました。

フェニックス席から見ていた私は首を回さなければならないほどの大きな広い花火を見ました。

 

 

昼間街を歩いていると「何処から来たの?」と声を何度もかけられました。

○○です。

と答えると皆が皆「大変だったね」「無事で良かったね」と。

「昔行ったけどいい街だったよね」「いつか行きたいんだ」と。

 

長岡は空襲・水害・地震で大きな被害を何度も受けています。

だからこその言葉だったと思いました。

 

友人に「広報車も出なくて何をして何処へ行ったらいいか分からなかった」と言った時。

「中越地震は生かされなかったんだな」と寂しそうに悔しそうにつぶやかれました。

 

この街は宮城県地震で大きな被害を受け。

大雨の堤防決壊で街が沈みました。

内陸地震で土砂災害も受けました。

そして大震災。

 

他の町よりは対策は練られてきた筈なのに。

行政は何もせず。

震災後真っ先に市長がしでかしたのは某ミュージアムの急ピッチでの建設でした。

反対意見が多く頓挫していた建設でした。

それをどさくさにまぎれて建設。

 

他地方からの観光客のおかげで近隣の駐車場はビジネスタイムをやめやがりました。

市内からの交通費がバス・地下鉄のおかげで往復1000円を軽く超えていた人達にはビジネスタイムは助かっていました。

交通費の上限が多い所も多いからです。

 

震災後中央から来た震災復興を大義名分にやってきた企業は交通費無料のところが多かったです。

勤務先が無くなり、仕方なく派遣や臨時に走った人達は交通費も無く生活を圧迫されました。

 

そしてそれは今も続いています。

 

何処が震災復興だ。

生きていくのがやっと。

生きていけなくて死んだ友人もいました。

他県にばら撒いた復興費を全部返せ。

 

生活保護費より安い最低賃金。

生活保護を受けられないどうしていいか分からない人々。

 

絆とか反吐がでる。

 

瓦礫処分を拒んで置きながら復興費を搾取した自治体は借金してでも全額返却しろ。

瓦礫処理やトラック運送しか仕事が無いこの地を何とかしろ。

女がつける仕事はほとんどない。

あっても交通費なしのクレーム処理のコールセンターばかりが増えている。

 

某市長はパンダや水族館とか夢ばかりみている。

震災後姿を消して、数日後ヘリで空から見て満足するような市長だ。

 

未だ無料の住宅を借りて医療費無料の人は「パートで暮らせるし」と笑っている。

 

仕事を無くして職を転々をしながら細々と暮らしている人が多数いるというのに。

何が正しいのか。

何が良いのが。

 

生きてしまった事が失敗だったのか。

 

 

この花火を見ながら少しだけ・・・少しだけ。






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最終更新日  2013年09月12日 03時15分57秒
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