株って儲かる?2004年12月21日に掲載した日記を転載して、株式とは?株式投資は儲かる?について述べさせたいと思います。 ☆今日の日経の夕刊で、大手ネット証券5社の新規口座開設は、 20代、30代が50%を超えたと報じられていました。 うーん、やはりネット世代だし、将来の年金にも不安のある世代だし、 ちょっと納得です。 でも、株をはじめるにあたって一つだけ注意事項が。 ちまたの情報では儲かった話ばかりが乱立していますが、 みんながみんな得しているわけではありません。 儲かったからこそ記事になっているのであって、 その陰には損をしている人もいるわけなんです。 「なんか、株って、やれば儲かるよね~」 みたいに気軽に考えると大やけどしますよ。 あとあと、前にも言いましたが、 得する人がいるのと同じだけ損する人がいるというのも間違いです。 競馬や競輪なんかと違うんですから。 (あっ、この場合は胴元がそれなりに持っていってしまいますが) 2000円の株を買った人が3000円で売って、 それを買った人が4000円で売って、 それを買った人がいて5000円で売りました・・・ っていう場合、4人中、3人が1000円の売却益、 1人が評価損益0という、誰も損をしていない 妙な現象が起きるんです。 だから、買えば確実に儲かる、みたいな株バブルが起きるんですね。 株ってよくよく考えてみてください。 1株あたり、1株純資産分しか本来価値のないものです。 いえ、1株純資産の価値といっても、それはその会社が清算されて 財産分与が行われた場合の話であって、 普通はそんなことないので、1株純資産分の価値というものも怪しいですよね。 そんな実体のないものについて、 「将来、自分が買った値段以上に 買いとってくれる人がいるだろう」と かってな思い込みで、みな株を買っていくんです。 ってことは、別に株じゃなくてもいいと思いませんか? その辺にある石ころでも何でも、 「将来、自分が買った値段以上に買い取ってくれる人がいる」 ということがありえれば、実体と乖離した価格形成が行われ、 どんどん、どんどんその価格が高騰していくんです。 まぁ、あがっていく分にはいいのですが、 これが全て崩れ去ったら、どんなことになるかは もうお分かりですよね・・・ そう、 「自分が買った値段以上で買い取ってくれる人は将来絶対に現れない!」 「持っている間にもどんどん株価が下がちゃう~」と ネガティブな思いが先行して、売りが殺到し、 どんどん、どんどん価格が下がるわけです。 そうなると周りは損切りした人や含み損を大量に抱える人だらけ。 うーん、恐ろしいですよね・・・ ようは、 ・周りに踊らされずに自分で本質の価値を見極めましょう。 ・将来、どうなるかまったく分からないものに、 お金をつぎ込んでいることを認識しましょう。 ということ。ただそれだけです。 偉そうなことを言ってすいません。 あまり気にしないでくださいな。 ではでは。 |