2006/11/17(金)22:40
カンガルーはいません
オーストリア、国名の日本語表記を「オーストリー」に変更!!
あららら、エライことになってますね、これは!
ま、たかだか日本語だけの変更とはいえ、国の名前がイキナリ変わるってのは、これ、オオゴトじゃあないですか?
で、その理由はと言いますと、これまた皆様お察しいただいているかとは思いますが、
「オーストラリアと間違えられるから」
マジで!? 本当にそうなの!?
よっぽど腹に据えかねたんでしょうね・・・。
オーストリアの方々は、
「ヨーロッパでも長い歴史を持つ、由緒ある我が国が『カンガルー国家』と間違われては、国家のアイデンティティーにかかわる」
と、ブチギレてらっしゃるそうですが(オーストラリアの方からの反論が待たれるところです)、それもそのはず。
調べてみると、なんと昨年オーストリアを訪れた日本人観光客の約3割が
「オーストリアにもオーストラリア同様カンガルーがいる」
と思っていたそうで、おいおい! またおれ達日本人か!!
・・・それにしても、そもそも、自分が旅行しようって国のこと、ここまで知らずに乗り込めるなんて、逆にスゴイですな・・・。
で、怒り心頭のオーストリアの皆様が、それを逆手にとって作ってらっしゃるのが、こちらのTシャツ。
わはははは。
このTシャツ、ウィーン市街や空港のお土産物屋さんで売られているそうですが、着たいなぁ、ぜひ着たいです、これは。
誰かオーストリアまで行って、買って来てくれませんか?
しかしですね!
こんな苦労なんかものともしないのが、我らが同胞!
驚いたことに、このTシャツを見て、
「カンガルーの絵が描いてある! やっぱりいるんじゃねぇか、コノヤロウ!!」
って、さらに混乱が増したという・・・。
キャーッ、恥ずかしいィィィィィィ!!
日本人、恥ずかしいィィィィィィ!!
頼みますよ。
お願いしますよ。
せっかく海外まで来たんじゃないですか。
読んでくださいよ「NO KANGAROOS IN AUSTRIA」って、そのぐらいは!!
調べてみますと、このTシャツ、カンガルーにバッテンがついたバージョンもあるそうですので、ぜひともそっちを見ておいてほしかった!
そして、さらには、日本語バージョンの製作も検討されているそうです。
とほほほ。オーストリアさん、ご迷惑をおかけします・・・。
バカでごめんなさい。バカでごめんなさい。
なんなら、お詫びにそのTシャツ、ナゴヤ堂でお作りしましょうか?
「オーストリアにカンガルーはいません」
いや、もっとストレートに、
「オーストリア≠オーストラリア」
にしといた方がいいかもしれませんね、念のために。
で、残念なことに、さらに悲しい事件を、ワタクシ、見つけてしまいました。
あるヨーロッパツアーで、ドイツからオーストリアを旅していた日本人観光客が言ったそうなんですよ。
「もう、お城はいっぱい見たからいいよ! 早くコアラとカンガルー見せてくれ!!」
キィィィィヤアアアアァァァァァァ!!!!
恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいィィィィィィィィィ!!!!
日本人、恥ずかしいィィィィィィィィィ!!!!
世界中にゴメンナサイ!! こんな国でゴメンナサイ!!
こ、国辱! 国辱ですよ、これは!!
いーや、許しません。ワタクシが許しません。
腹切って詫びてください。他の日本人にも詫びてください!!!
やだよ、もう。こんな国、やだ。
こんな態度で他所の国へ旅行に行こうなんて人が、簡単に旅行できてしまう、こんな恥ずかしい国、やだ。
これはもう「訪れる国に失礼」とか、そういうレベルじゃありません。
日本というのは、こんなにダメな奴の集まりなんだということを、世界中に広めて回ってるんですよ。
もはや、テロです、こりゃあ。
もうさ、課しましょうよ。
パスポート取るって人に、外国語と世界地理と世界史の筆記試験を課しましょう。
旅行に行くなら、せめて旅先の国のことくらい、少しは知っておきましょうよ。
アメリカの空港の出国ゲートには、
「このゲートを出たら、君がアメリカなのだ」
って書いてあるんだそうですよ。
情けないけど、これは、学ばせてもらいましょうよ。
そのくらいの気持ちを持ちましょうよ、日本人。
恥の文化の国じゃなかったのか。
ところで、オーストリアでは、数年前に個人宅でたまたまペットとして飼われていたカンガルーが逃げ出して、車に轢かれるという事故があったそうです。
まぁ、かわいそうなことですが、それをBBCだかどこだかがニュースにして、
「『オーストリアにカンガルーはいない』はウソだった!!」
って見出しをつけたんだそうです。
いいですねぇ。
こういうユーモアのセンスは、まだまだ外国のもののように思えて、またしても差をつけられる日本人なわけです。
「日本人であることが恥ずかしい」というのは、日本人としてとても恥ずかしいことだと思います・・・。
(すいません。この日記では、内容的に表記を「オーストリア」にした方がおもしろいと思いましたので、ワタクシ、本日までこの表記でやらせていただきます。
今後は「オーストリー」と書きますので、オーストリー関係者各位、何卒お許しを)