吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

2006/12/04(月)23:35

2006.12 デザフェスその1 

ついに来ました、デザインフェスタvol24初日の朝! 6時に起床、朝食のおにぎりを食べて、勇躍、車に乗り込みます。 前日の夕方に大きな荷物は全て車にブチ込んでおいたので、比較的スムーズにアジトを出発。 アジトのある荻窪から、環八で高井戸。 そこからは首都高で新宿、赤坂、レインボーブリッジからお台場へ。 大した混雑もなく、ビッグサイトに到着します。 本日ここまでは、ワタクシとパパン、ママンの3人。 出展者パスは2枚しかないので、ワタクシとパパンで搬入を行った後、会場にはワタクシとママンで入り、パパンは車でアジトに帰るという予定です。 もともと車で来るとは思っていなかったので、駐車チケットを取っていなかったのですが、搬入だけして車をどかすなら、一時搬入専用駐車場を使用できるとのことで、喜んで従います。 ママンを車に残して、パパンと二人で駐車場からどんどん搬入。 今回のブース位置が搬入口の反対側の端っこに近かったため、広ーい会場をひたすら運びます。 遠いよー。 今回のブースはコチラ!! 車搬入を最大限利用して、これらのアイテムを全て持ち込んだのですが、その中でも真ん中のついたてと丸看板が今回のキモですね! 丸看板は、引っ越す前のアジトで使っていた部屋の電気のカサです。 ワタクシが買ったものでしたので、引っ越す時に持ってきたのですが、現在のアジトでは特に必要なかったんですね。 しかし、もともと持ってきた段階で 「こいつは使える!」 と、ワタクシは思ってたんですよ! カサにプリントした文字を貼り付けただけで、ちょっと昭和レトロ風看板の出来上がり! 本当は後ろに電球を光らせたいところですが(それもできれば切れかけの電球を用意して、パチッパチッ! となる感じがベスト)、電源を借りると高いので今回はとりあえず見送ります。 ついたては、パパンが誰かからもらってきたもので、サイトからプリントアウトした写真をベタベタ貼り付けましたが、丸看板を引っ掛けて飾るのにバッチリで、これは予想外のラッキー!! 後は、画面左側、シューズラックを置いている台が、これまでダンボールだったのが、引き出し3段のケースに変わりまして、中に在庫を格納。 取り出しも実にスムーズになりました! ま、これらは全部車搬入だからこそ持ち込めたわけでして、次回以降こんなブースを築くのは大変だなぁと思うと、今からアタマが痛いわけでもありますが・・・。 搬入が終わりまして、じゃあ、パパンとママン交代で、ママンを中に入れて・・・と思ってましたが、まだパパンが中にいるのに、ママンもブースにやって来ました。 ナ「パスも持ってないのに、どうやって入ったん!?」 マ「駐車場で隣やった人としゃべってて『パスないから待ってるの』て言うたら『ボクら余ってますから、よかったらどうぞ』てパスくれはってん」 ナ「!?」 そしてパパンもすぐアジトに帰る予定が、なんとなくおもしろくなってしまったので、 「もうちょっとおるわ」 と言い出しました。 じゃあ、ママンがパスもらってきたので、ちょうどいいし、おりたいんやったらおったらええがな、ってことなのですが、なんとパパンまでどこかでパスをもらって来たのでした! もうええっちゅうねん。 全く、どれだけ「ちゃっかり体質」の一家なんだ・・・。 さて、ナゴヤ堂本日のお手伝いさんは「ンズーレ」嬢です! 昨年秋のデザフェスで、「仕事中」を着用の上ナゴヤ堂ブースに現れ、さらにTシャツを買ってくださった女神様。 ワタクシにとって、知らない人がナゴヤ堂を着てくれてるという初めての体験でした! やはり、お手伝いをしてもらうなら、ナゴヤ堂のことを少しでも好きでいてくださる人の方が、ワタクシもどうせコキ使うことは解ってはいても、気は楽ってもんです。 早速、もはや余り気味の出展者パスを持っていただきましたが、これでつまりンズーレさんは両日とも入場可能ということに。 ナ「モチロン、明日は手伝えとか言いませんから、もしおヒマならデザフェスを見て回ってくださいよ」 当然のことを恩着せがましく言うワタクシ、最低。 早速ママンはンズーレ嬢をつかまえて、いろいろと無駄話を始めて、相づちを強制しています。 やめてくれー、貴重なお手伝いさんに・・・。 最近のママンは、Tシャツ関連のワタクシの友達に会うたびに、 「ブログに書かれてる『ママン』は息子の創作によるもので、本当のワタシはもっと上品ですから!」 と言います。 ンズーレ嬢にもモチロンそう言ってたのですが、ンズーレ嬢は、 「ブログを読んでて、想像してた通りのキャラでした!!」 って言ってました。 御覧なさい。ワタクシは、ウソなんか書いていないでしょ? しかも、ワタクシの筆によって、ママンのムチャクチャな振舞いも「愛すべきもの」になっているのですよ!! ママンはワタクシに感謝すべきなんです! わははは! Tシャツの売り上げの方はと言いますと、例によって早い時間帯はゆっくりとした出足。 特にデザフェスの場合は、みなさま、一日かけてゆっくり見て歩いて、夕方頃に目についたものをお買い求め、という図式でいらっしゃるようで、これはいつもの通りです。 全く気にしません。平気です。 平気なまま、14時になりました。 スッカリ恒例「ナゴヤ堂撮影会」、指定のお時間です!! この時間だけは、商売も接客も一時中断、ただただナゴヤ堂Tシャツを着た人の写真を撮るという、誠にダメなナゴヤ堂の掟! ナ「えー、それでは撮影会を始めたいと思います」 店主並びに撮影会の発案者として、おごそかに宣言するワタクシですが・・・。 ママン「誰も来てないけどね」 うるせー、黙れ。 でもね、仕方なくショボショボと撮影をしていると、今回も来てくださいました! N井さんとみらいちゃん!! もう最高ですね! ありがとうございます!! N井さんなんか、昨年秋のデザフェスで引退した「クリスません」と以前お買い上げの「愛じゃない」の2段重ねですよ!! でも、それをこんなに解りにくく撮った撮影者のワタクシ、最低! 撮影会終了頃から、Tシャツもポツポツと売れ出しまして一安心して会場の様子なんかを見てましたら、風船が目に入りました。 白い風船が7つほど縦につながったというものでして、デザフェスオフィシャルの区画を知らせる「A」とか「B」とか書いてあるでっかい風船よりも、高さだけなら上を行ってます。 「あれは、何のブースの宣伝の風船なんだろう?」 と思ってましたら、その風船が、なんとナゴヤ堂ブースに近づいてきたではありませんか! 「風船持ってきたよー!」 と現れたのは、なんとお馴染み・アラネちゃん! 小学校1年生の魔性の女で、ワタクシはデザフェスのたび、毎回メロメロになっています。 今回もママさんが出展されているので、デザフェス会場を例によって遊び回っているようですね! で、ママさんがブースにいても、アラネちゃんがどこにいるかすぐわかるように、このデザフェス一の高さを誇る風船を持たせたのだそうです! スゴイ! アナログ版のGPSなのですね!! 実際、後でアラネちゃんが帰って行った時は、一発でママさんのブースの場所がだいたい解って爆笑しました。 その後も、 ン「こっちに向かってますね、アラネちゃん」 なんて具合で、確かにどこにいるかすぐ解る!! ところがどうもそれだけでもなかったらしく、アラネちゃんは、 「売れないなー」 などと言い出し始めました。 ナ「何が?」 ア「風船。1個\100なのに」 ナ「売り物だったのか!! 言わなきゃわかんないよ。『風船1個\100ですよー』って言えばいいじゃん」 ア「\100ですよー」 ナ「おれにじゃなくて、お客さんに。まあいいや、買うよ。ホレ、\100」 ア「毎度ありー」 ナ「そういうのは言えるのな」 アラネちゃんが風船をつないでいる糸を切って、いちばん下の風船をくれたので、その糸をブースのついたてに結びました。 ナ「これで、ナゴヤ堂は『アラネ組』の傘下だ。よかったよかった。アラネ様が天下を取った暁には、おれも世界の半分くらいもらうんだ。    アラネちゃん、鬼会(オニダマリ)さんとこに行って売ってきなよ。     『今のうちにアラネ組に入っておいた方がいい』って言って」 ア「うん、じゃあ行ってくる」 ってことで、つながった風船は、近くの鬼会さんのブースに行ったのですが、しばらくすると戻ってきました。 ナ「鬼会さん、買ってくれたか?」 ア「ううん。無視されたよ」 不覚にも、これには爆笑しました。 <つづく>

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る