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先日、横浜で前衛書道家ヤマモトテルミさんに文字を書いていただいた前掛け。
これが手に入った時から「これだけはやろう!」と決めていたことがあったのです。 それは「コダワリの筆文字ブランドごっこ」。 要するに「ナゴヤ堂のTシャツは、ワタクシ、店主の吉田ナゴヤが1枚1枚心をこめて文字を入れています」というテイの写真を撮って遊ぶ、ということです! もしかしたら、勘違いした方にはワタクシのことをちゃんとしたアーティストだと思っていただけるかもしれませんし、もしかしたらそれきっかけでモテもあるかも! やろうやろう、ぜひやろう。どうせヒマだし、すぐやろう! まず、押入れを引っかき回して、作務衣を取り出しました。 呉服屋さんの店先で安売りされていたのを、 「何かの役に立つこともあるだろう」 というので、買っておいたのですね。ナイス、ワタクシ。 「何かにこだわってる」というアピールをしたい場合、作務衣ほど効果的な衣装はないでしょう。 特に若いイケメンが店主のラーメン屋、なんて場合は、そのイケメンが作務衣を着てるってだけで味が違うように感じられるはずです。 とにかく「何らかの修行をしている」ムードが勝手に出てしまうというところがすばらしい! カメラを持って近所の公園へ。 作務衣に雪駄というカッコで外出なんて初めてで、いつも歩いている道なのに、妙に緊張します。 この公園には時々ナゴヤ堂の撮影でも来るのですが、アジトから近いし雰囲気はとてもいいし、本当に得難い空間なのです。 いつ行っても地元の人が散策していますが、例えば「中央線ガイドブック」的な雑誌などでは紹介されていたことがなく、地元の人がコッソリ大切にしているムード。 だからワタクシもあんまり詳しく紹介したくない気分なのですね。 今日も地元の人がひっきりなしに訪れる中、作務衣の上から前掛けをつけて撮影開始! ![]() うはは! どーすか、どーすか! ワタクシは、正直、写真見ながら自分で爆笑してますけど! いやぁ、いますよね、こんなラーメン屋。 今にも茹でた直後の麺を「何もそこまで」ってくらいのイキオイで湯切りしそう! この格好なら、アタマは帽子じゃなくてタオルですよね。 それも絶対に白無地。 何たって「修行の身」ですから! ![]() 上の写真を、例によって壊れた三脚に苦労しながらセルフで撮ってましたら、公園管理の職員の方が、 「撮ってあげるよ」 って言ってくださいました。 ご親切にどうも! それにしても、改めて前掛けがカッコいいいい! これ、もしも本当にラーメン屋だったら、絶対ガンコ店主ですよね。 「ウチのラーメンをまずいって言う奴は、金なんかいらねえから出てけ!」 またセルフ撮りに戻って、今度はコレ。 ![]() ワタクシの顔こそ切れましたが(だからこそ!?)、今日いちばんカッコいい写真じゃないでしょうか! 庭園に流れる小川を挟んでの撮影。 カメラは大きな岩に置いて撮りましたよ! 結構満足しまして、では次は「筆でTシャツに文字を入れるの図」を! 公園にも雰囲気バッチリの日本家屋があるのですが、お茶会などに使われるもので、勝手に入っちゃいけないそうです。 今日もお茶会で使用されていた様子。 諦めてアジトに帰りました。 アジトに畳の部屋があってよかった! ![]() やはり「魂の書家」みたいなコンセプトで、激情型の芸術家として売った方が人気が出やすいだろう、ということで、表情がつきました。 ちなみに筆は、以前ナゴヤ堂のイベント用のノボリや白衣に墨汁で文字を書いた時に買ったもの。 「黒のTシャツに、特殊な白いインクで文字を入れる吉田ナゴヤ」なんてキャプションをつければいいかと思うのですが、小皿に入っている白い液体は、ハッキリ言って公園の帰りにコンビニで買った牛乳です! ![]() 「Tシャツを前に、しばらく無念無想。突然気合とともに筆を取ると、表情まで一変していた」 「普段は決して人には見せない表情」って奴ですね! 普段バカなことばかり言ってる時のワタクシとのギャップに、見てる人が勝手に「彼なりの芸術にかける思い」とかを汲み取ってくれるんじゃないでしょうか! ![]() 「吉田ナゴヤが「もっとも神経を使う」と言う、背面のブランドロゴ記入の様子。 細かい文字を書く時も、愛用の筆『(いいネーミング募集!)』だけしか使わないのがこだわりだとか」 イマイチどこを書いてるんだか不明ですよね、この写真。 さすがにこんな小さい文字、こんな筆で書きませんよね。 ![]() 満足のいく作品ができてニッコリ! ま、さすがにこの写真を見ていただければ、どなたでも 「ウソじゃねえか、このやろう!」 って解ってくださるかと思います! 全くのゴシック体ですもんね! しかし、それでもなお、往生際悪く 「手書きなので、1枚1枚にそれぞれ違う表情がある。やはり、その時の気持ちが字に出るものですね。 字は正直です。ウソをつきませんから」 とか 「100枚書いても、本当に満足できるのは1枚か2枚程度ですね。 ずっと書いていると、時々『その1枚が今書ける!』と思う時があって、そういう時に書いたものが、やはり不思議といい出来になりますね(笑)」 とか、いつまでも調子に乗ってストイックなコメントをほざき続けたいところ! 結構おもしろい写真が撮れましたので、本当にナゴヤ堂サイトにコーナーを作って、 「ナゴヤ堂のTシャツは、こうやって出来ています!」 とかいう冗談がやりたいのですが、こんなに露骨にジョークでも、やはり一応は信じてしまう方がいないように、 「この記事はウソです。冗談です」 ってどこかに書かなきゃ怒られるんでしょうね。 それだけが無念なので、どうしようか迷い中です。 しかしまぁ、1日単位の一人遊びとしては、充分満足できたのでした! おんもしろかったー!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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