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高倉仮面と2人の散歩でもいつもそうなのですが、お互いの「散歩のやり方」が全く違うことに時々気づかされます。
ワタクシは、行く場所が決まれば、精一杯下調べをするのですね。 あんなものがある、こんなものもある。 そんな中、最低限、これとこれはやはり見ておきたいな、そのためには・・・ぐらいのことは考えて散歩に挑みます。 しかし、高倉仮面は一切アドリブをよしとするのです。 道を歩いていて、ふとおもしろそうなものを見つけたらそっちへ向かう。 風の吹くまま、気の向くまま。 自然体に構えてノンビリ歩を進める。 あー、チクショー。 世論的には、どうせそういうのを「心の豊かさ」みたいに考えるムードが広まっていやがるんだろうな。 ワタクシみたいに、せっかく他所へ出かけても、まるで仕事の時みたいにせかせか動き回るなんていうのは、軽蔑されるシステムになっているのが現代社会の常識なんだろうよ。 でもね、ワタクシは、その場所を存分に楽しみたいのですよ。 事前に下調べをして、その場所に関する知識を得られるのも楽しいですし、知ったらやはり同行者にも教えてあげたい。 そうして、徹底的にその場所を楽しみたいのです。 鋸山の時だって、調べてなければあんなスゴイ山だとは気づきませんでした。 浜金谷からさっさとフェリーに乗って、通過していたかもしれないのです。 ワタクシは、やっぱり、そういうのは、イヤだ。 そりゃあ、アドリブで歩き回って、気がつくならいいですよ? しかしですね、その場で気づけるものなんてきっといくらもないじゃないか。 あとで調べたら「しまった、あんないいものもあったのか!」なんてのは無念じゃないか。 しかし、一方でまた、全くアドリブなしってのもそれはそれで違う、という深遠な矛盾を含んだ大人のワタクシでもあるのです。 高倉仮面がおそらく根拠もなく言う、 「こっち、おもしろそうだから、こっち行こう」 に対して、 「いや、おれは計画立ててきたんだ、そっちに行っちゃダメだ」 と毎度毎度言っていたのでは、これはまた遊びとは違う何かになってしまう、という気分もあるのです。 結局「まぁいいや」って、予定とは違う道へ進みつつ、それでも最終的な目的地に、このバカをどうやって導くかということに心を砕く、それがワタクシの散歩道なのです。 モチロン、ワタクシはA型、高倉仮面はB型です。 そして、この時も。 長谷寺の観音様を見て、長谷駅へ戻ってきたワタクシ達が、駅を通過してさらに海側へ進むのは、ワタクシの予定通り。 しかし、ここで、もうダメでした。 海を見てしまった中野くん(こいつもB型でやんの)が 中「おお! 海に足つけようぜ!」 と言い出した瞬間、ワタクシの次の予定は、軽やかに消え去ったのです。 一瞬、心が千々に乱れましたが、しかしまぁ、ここで海を見た以上、海に行くのがやはり正解かもしれませんね。 サンダル脱いでズボンを捲くればもう海に入れるという中野くんの異常にすばやい準備を眺めながら、 「ゴメンね、次の予定。また来るからね、鎌倉」 と心の中でセンチにつぶやくワタクシだったのでした。 ところで、海ってサイコーだね! ![]() すでにただ履物を脱いだだけとは思えないレベルで海に溶け込もうとしている中野くんに負けじと、急いでスニーカーと靴下を脱ぎます。 ![]() お約束「ビーチでスニーカーを持つ男」写真。 このシリーズも、鳥取砂丘、ハワイ(ハレイワ)、ハワイ(ワイキキ)に次いで、早くも4枚目の写真です。 高倉仮面は、ずいぶんもったいつけて、なかなか海に入らなかったのですが、最終的には3人とも裸足に。 いいお天気で海水浴場は人で一杯でした。 すでに何度か書いたように、ワタクシはアロハ、中野くんはエスニックなのですが、高倉仮面が、 高「2人とも、派手さのベクトルは全く別方向なんだけど、妙にバランスがいいんだよな」 と言って、撮影。 ![]() 確かに、こうやって見ると、バランスはともかく、なんだか仲良さそうな2人に見えますね。 結局、江ノ電をひと駅戻る格好で由比ヶ浜駅の方へ。 裸足が妙に気持ちよかったらしい中野くんは、このあとずいぶん長いこと裸足のまんまでした。 ![]() ちなみに彼はもうずいぶん長いことスキンヘッドなのですが、今朝帽子もなしに現れたのにはビックリしました。 ワ「帽子なしで頭なんともないの?」 中「スキンヘッドにして初めての夏はキツかったけどな。もう頭が慣れてしもうてるわ」 とのこと。 陽には灼けたようで、後日、結構頭皮がむけたそうです。 さあ、江ノ電にしばらく乗りまして、いよいよやって来ましたよ! ![]() 江ノ島だぁ! そんなに遠いところでもないのに、ワタクシ、10年以上も来てませんでした! あああ、こんなんだったっけねえ。 ![]() 坂道に連なるお店、行き交う人々の賑わい、そしてそれを静かに見守るような古びた鳥居が、実にいい味わいです! さらに登っていくと、 ![]() おお! 見事なまでの「千と千尋」! それにしても、今日はいったいいくつ鳥居を見たのでしょう! 有料エスカレーター「エスカー」に乗って、やってきたのは頂上のサムエル・コッキング苑。 さっきの江ノ島の写真で、クリームソーダみたいに島に突き刺さっていた江ノ島展望灯台へ! いちばん上の屋外展望台から見る景色は、本当にサイコー! 動画「江ノ島展望台」 ワ「さっきあの辺で足をつけて・・・」 とか言ってますが、あとで調べてみたら全然違いました! 展望台でもいろいろ写真を撮りましたが、中野くんが撮ってくれた ![]() この写真は、なかなかいい雰囲気ですね。 今回「わざとあまり映らないようにしてた」ということで(なんで?)、ほとんど写真に出てこない高倉仮面が登場。 2人とも帽子にアロハで、色目もなんとなく近いですね。 ワ「どう見てもホモのカップルじゃねえか!」 中「片方がカモフラージュのために結婚することになって、2人で最後の思い出に来た江ノ島旅行やな!」 なるほど、それでこんなに哀愁を感じさせるのか! <つづく> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月06日 22時39分28秒
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