カテゴリ:カテゴリ未分類
新スポーツ「キャニオニング」と「ホタル&スタークルーズ」が楽しめた私たち18名一行は、大変満足したのですが、一方で白馬の街中は空きペンションや壊れかけの公共施設があちこちに点在し、メインストリートを歩く人影もまばらでお寒い限りでした。 スキーシーズンがメインとは言え、夏場もハイシーズンにはかわりないと思うのですが。 白馬村の人口は、1960年頃からのリーゾート開発で増加し、1998年冬季オリンピック後も堅調に増加していたのですが、2007年をピークに減少に転じています。現在の人口は9229人。第3次総合開発計画では1万人を目指すとしていましたが、達成されませんでした。 財政難と人口減少は白馬村も例外ではなく、村の活性化のために第4次総合計画が策定されています。目指すところは『むらごと自然公園・白馬』だそうで、素晴らしいキャッチフレーズです。2015年目標人口9000人と下げた数値にしています。 景観形成条例や屋外広告規制条例・『頑張る地方応援プログラム』・自然保護協定区域などを定めて、街づくりに励んでいるようです。(詳しくは村のホームページを) ところが、その中味を読んでみると「道路の整備」「ITによるユビキタス社会の形成」「観光資源活性化のための施設の建設」「治山治水事業」などが目白押し。どこが『むらごと自然公園』やねん。 「自販機設置禁止」とか「屋根は勾配屋根で色は茶系統」など、他の自治体と比べて厳しい制限もたくさんあります。しかし、現地は必ずしもそうでもなく、規定の解釈でどうにでもなるような印象を受けました。 法的な壁でこれ以上の制限を設けることが難しいとは思いますが、「勾配屋根の角度は何度で切妻屋根に限る」とか「看板は天然木素材として、文字体はゴチックで色は白とする。」とか具体的に決めていかないとヨーロッパのような美しい街はできないでしょう。 それと、各ペンションの経営も厳しいものと思われます。来村数と比較して宿泊施設が多すぎるので成り立たないのでしょう。ブームに乗ってどんどん建築したツケが来ているのでしょう。 ペンションオーナーの接客・経営指導や仕入れや経営の統合などドラスティックに進めないと「第4次」も難しいだろうなぁ。せっかく素晴らしい資源があるのにね。白馬村頑張れ! 明日は、この夏のもう一つの旅、丹後半島をご紹介します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月22日 09時54分56秒
コメント(0) | コメントを書く |