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新年度になって、どういうわけかハウスメーカーさんからのセミナー依頼が増えています。しかも、内容が打ち合わせたかのように『退職後・セカンドライフを支える私的年金にするため不動産活用・投資をしよう!』というものです。 セカンドライフの生活設計は確かにFPのお手の物ですが、今更どうしてハウスメーカーがそこに力を入れ出したのかはわかりません。 今まで相続税対策・所得税対策・固定資産税対策を謳って、アパート経営を推奨してきた路線が行き詰まっていることは明らかです。実際に「対策ができてよかった。」と感謝している人は、少数派ではないかと思いますし、今後ますます「対策なんてしない方が良かった。」と気づく人が増えると思います。 それでは私的年金として、退職後や老後に安定収益を上げるために不動産投資をすることは、どうでしょうか? 私の考えは、この路線が間違っているとは思いませんが、マス展開(多くの人に適応する)できるほど容易なものではないと思っています。 つまり参加した多くの人が安定収益を得られ、老後を安心して暮らせる土地活用はあり得ないということです。 このことは当たり前のようですが、実際のセールス現場ではその点が忘れられて、メリットだけが強調される傾向があります。 いかなる投資・経営がそうであるように、建物を建てて家賃保証をしてもらって通帳だけを見ていて、安定的に賃料が入ってくるような不動産経営はあり得ません。 それなりの市場調査・企画・分析・対策を講じた投資だけが、勝ち残るのです。(おそらく5%程度の人だけが残るだけ) このあたりをハウスメーカーのセミナーで語るのは、少々工夫が要るんだよねぇ・・・苦しい~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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