スタイルのある文章を書くために
《原稿用紙10枚を書く力 齋藤孝著 2004年10月》「書くことはスポーツだ」本書の冒頭では、このようなフレーズが書かれている。いきなり原稿用紙10枚渡され、「さぁ、書いて!」と言われた時、書ける人と書けない人の差はなんでしょう?答えは「基礎体力」「書く」ということに慣れている人は、普段から原稿用紙10枚くらいの文章を書いているので、苦もなく書きなじめることができる。しかし、それをやっていない人は書き始めることができない。この点を著者は「基礎体力」と読んでいる。スポーツにも基礎体力が重要なのと同様に書くこと・読むことにも重要なファクターだということだ。書くことに対して抵抗感をなくすには、まず量をこなすことが重要だと著者は述べている。そして、慣れてきて文章を書けるようになってくると、文章の構成や、中身をどのようにしていこうかと考えるようになってくる。「書く⇒考える⇒書く」この繰り返しがいい文章を作るためには必要だ。本書には、書くことへの抵抗感をなくすよい方法と構築力・生命力のある文章を書くためのテクニックが書かれている。「読書は好きだけど、書くのはちょっと。。。」という方にお勧め。☆ 立ち位置☆ こなす読書☆ つなぐ力お薦め度:★★★★+構築力