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カテゴリ:ビジネス本(その他)
《使える弁証法 田坂広志著 2005年12月》
弁証法?聞いたことないな。 私を含め「弁証法」という言葉を聴いたことがない人は たくさんいると思います。 「弁証法」とはドイツの哲学者ヘーゲルの思想です。 「哲学なんてビジネスと関係ない古いものだよね?」 私もこの本を読むまではそう思ってました。 シンクタンクで活躍している田坂さんが本の題材として あげてるくらいだから関係ないはずもないだろう、と思いながら この本を読み進めていきました。 すると「なるほど!」と思うことがたくさん書いてありました。 弁証法を知り、使うとどのようなことがわかるかというと、 現在流行っているものがいつ頃消滅し、次に どのようなものが流行っていくのか、といったことが 予見しやすくになります。 「そんなことできるわけない」と思うかもしれませんが、 この本に書いてある事例は非常に説得力があるもので 私も引き込まれてしまいました。 「物事は螺旋階段のように発展していく」 つまり、今あるものが一旦消滅した場合、次にちょっと すごくなって復活するというものです。 コミュニケーション手段を例にとると、 昔は手紙によるやり取りが普通でした。 それが電話が流行ることで、手紙を書くことが少なくなりました。 しかし、インターネットが普及することで電子メールが普及しました。 手紙がちょっとすごくなって復活したということです。 ドックイヤー、マウスイヤーなどと言われている現代では このような発展が目に見える形で現れてくる。 というのが著者の主張です。 時代の流れを面白くつかめそうです。 ☆ ちょっとすごくなる懐かしいもの ☆ 矛盾マネジメント お薦め度:★★★★+予見力 マインドマップ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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