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カテゴリ:ビジネス本(コミュニケーション)
相手を知ることで良いコミュニケーションを
人と話しているときにどうも噛み合わないな?とか 「わかる」と言ってくれてるけど、本当にわかってるのかな? と感じることがよくあります。 こう感じたときは明らかにコミュニケーションギャップが生じています。 では、なぜコミュニケーションギャップが起きるのか? 一般的には、 「立っている場所」 「見ているもの」 が違うからといわれます。 では、どうすればこの違いを埋められるのか? 本書では、このような疑問を体系立てて解説してくれています。 ■NLPとは NLP(Neuro-Linguistic Programming)とはあまり聞いたことは ないかもしれません。私も本書で初めて聞きました。 日本語にすると「神経言語プログラミング」。 すごく簡単にいうと、NLPとは「なんとなく」を追求するものです。 「なんとなく伝わった」(とりあえず「わかった」と言ってもらった) 「なんとなく判った気がする」(概略だけ) NLPは、こんな曖昧状況を打開するのに有効です。 コミュニケーションのポイントは「伝える内容」よりも 「伝え方」が重要です。 その理由は、コミュニケーションにおいて「伝える内容」は 全体の7%しか占めていないからです。 残りは、 音の調子:33% 視覚:55% という割合で締めます。 つまり、『視覚』や『聴覚』という非言語的な部分の 方が重要度は高いのです。 非言語的なものが重要ならばそれに重点を当てるように 変えればいい。つまり、ボディランゲージなどを使って イメージを伝えるようにします。 ■代表システム(コミュニケーションタイプ) 非言語的なものに重点を当てればよいといいましたが、 その中でも重点を置くものは会話をする相手によって違います。 本書では、以下の3つに分類しています 視覚タイプ イメージで伝える。図解などが有効。 聴覚タイプ 文字を頭の中で組みたてる。詳細な情報を使って伝える。 体感覚タイプ ジェスチャーを使って、体感的に伝える。 これらのタイプがわかるだけでも、「伝え方」がうまくなります。 ■NLPを自分へ適用 NLPでは『アウトカム』という定義しています。 アウトカムは、 目的 目標 ゴール 望ましい状態 成果 で構成されています。 これはセルフマネジメントにも有効です。 自分がどこに向かって走っているのかというのが わからなければ、学習していても仕事をしていてもプライベートな 計画を立てていても遠回りしてしまいます。 アウトカムの各フェーズを正しく定義し、フェーズの終わり毎に 確認・修正していくのが、うまくいく秘訣かもしれません。 ■まとめ 本書で書かれている内容のポイントは『いかにうまく伝えるか』だと思います。 うまく伝えるために、相手を知り、それにあわせることで、 コミュニケーションを向上させていく。 当たり前に言われていることを体系立てて説明されているため、 わかりやすいでした。 ☆代表システム別接し方 ☆自分の中にいる3人 ☆「なんとなく」排除 ★★★★☆+伝え方テクニック 書評後記 本書を読んで、周りの人の代表システムを考えてみました。 ある後輩:受動的な視覚タイプ ある先輩:詳細型の聴覚タイプ 受動的な後輩に対して、「やり方は任せる」なんて 言ったことがあります。 詳細型の先輩に対しても、「大枠こんな感じです」と 報告したことがあります。 ギャップを生むもとですね。 これからは気をつけていきたいです。 マップ create by jude-think お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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