副詞の位置~たまには英語のハナシを~
surprisinglyは文頭において文修飾副詞となったり、形容詞の直前に置いて形容詞を修飾したりするが、文末に置くことは無い。なぜなのか。英文の性質として次のようなものがある。文の前半(主動詞より前)=主観領域文の後半(主動詞より後)=客観領域I have recently got married to a lady.僕は最近ある女性と結婚した。I=Shave=助動詞got=主動詞主観的な判断の中でrecentlyを使っている。次の文はどうだろう。His company has set up new branches recently.最近彼の会社は新しい支店を設立しました。His company=Shas=助動詞set up=主動詞これは、文の後半に置かれているので、recentlyを客観領域に置いている。一方、reasonablyなどは、置かれる位置によってイミの違いが生まれる。He is not buying things reasonably.(君は理性を持って買い物をしていない)He may reasonably get angry.(彼が怒るのも無理のないことかもしれない)上の文では、客観的判断として、下の文では主観的判断として扱っている。ということは、surprisingly(驚くほど)などという語は、主観的判断が基本なので、客観領域(文の後半)に置くことはできない。Surprisingly, he left our school.(驚いたことに彼は学校を辞めたよ)He has a surprisingly young wife.(彼には驚くほど若い妻がいる)ということはあるが、He left our school surprisingly.*これはダメ。