新生のらくろ君Aの館

2024/04/29(月)14:13

屋上に太陽光パネル設置義務化

 今日は連れ合いの退院日だ。医者は火曜日くらいまで入院を勧めたが退屈で狂いそうだとのことで、家に帰ることにした。異常があったらまた来るようにとの念を押された。実際起きた現象と、血液検査などの結果との整合性が得られないようで、医師にも確定的な原因が特定できないようだ。 退院には姫と婿殿が帯同してくれた。帰宅後太郎君も見舞いに顔を出してくれた。外では島本音楽フスティバルが行われているようだ。退院後は連れ合いも気にしてくれて、姉のホームへみかんを携えて出かけた。通常通りの生活ぶりであった。 姫と婿殿は夕食後仮に寝て、明日の3時(夜半)には湘南へ旅立つことになる。本来は同行する予定だったが、入院という予期せぬ事が起こったので、我々の湘南行きはもう少し後になりそうだ。 *** 再生可能エネルギーへの関心は高まっているが、その一方では問題も抱えている。東京都では2025年4月から新築住宅に太陽光発電設備の設置を義務付ける制度が始まる。我が町の周りで屋根の上に太陽光パネルを搭載したところを時折見かける。 私はふと、屋上に置くのが流行った風呂の温水装置を思い出す。初期設置のコストに比べて何年くらいで償却し、また、付け替えることはないと思うが撤去にどれ位の費用が掛かるのかはよくわからない。 屋上の温水装置の採算は、初期費用が一般的には数万円から数十万円程度となる。ランニングコストはほぼゼロと言えるが、太陽が出る日ばかりではないので、一概に言えない。撤去費についての言及はない。 是と同様に屋上太陽光パネルも確かに温暖化対策にはなると思われるが、都が意図するところは2030年までに都内の温室効果ガスを50%削減する「カーボンハーフ」の目標を達成だとしている。もちろん新築に限っての適用だが、当初はその効果を発揮することは想像に難くない。 考えられるメリットは都心のようにエネルギー大消費地であれば,マクロには電力セーブになるだろう。然し経年の変化や、最大使用期限などについては、説明されたものを見ていない。最近は特に老朽化したビルの修理屋建て替えなどといった問題がクローズアップされているが、屋上のパネルはそこまで大事事業ならないまでも、効率が低下したパネルの入れ替えや新替などについては、どういったマニュアルが提供されているのだろうか。 原発でも太陽年を40年と決めつつ、延長する方向で考えているようだが、2025年に一斉に建った新築戸建ての家は、何年後かに、そろって寿命を迎えることになる。そのときの指針も合わせて示してほしいものだ。 この件に関連してオーストラリアでも屋上太陽光発電が拡大しているという。2023年には30万件以上が新設され、総発電量に占める割合も11.2%となり、2022年から1.9ポイント増加した。 再生可能エネルギーでは風力に次いで2番目に発電量が多かった。ロシアによるウクライナ侵略でエネルギー価格が高騰し、電気料金を減らす手段として家庭などで導入が進んだ。 太陽光発電システム全体の発電量は全体の18%超だった。日本では2022年度の総発電量の9.2%だというか、オーストラリアの方が倍以上先行していると言うことだ。 東京都の目論見が、こうした差を縮めていくことが期待される。 

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