カテゴリ:長いつぶやき(Long Tweets)
私も経験して初めて知ったのですが、移植手術を受けると身体のそれまでの免疫を全て失ってしまいます。
私の場合は手術の前に最強抗がん剤と放射線の全身照射を受けて、骨髄の中を空っぽの状態にしなくてはいけなかったからです。 私の場合はーと書いたのはこの病気は病状にも個体差があると言うことで実際、読売新聞記者(現読売新聞・東北総局長)の池辺さんは放射線照射はやらずにすんだということです。 術後しばらく免疫抑制剤を飲み続けるのですが、免疫抑制剤が解除され一定期間が過ぎたら、それまでにかかったことがあったとしても水ぼうそう、はしか、おたふくなどの各種予防接種を、一から受け直さなければいけないのです。 赤ちゃんは公費で予防接種を受けられますが、大人は自主都合なので補助金は一切なし・・ 自費だとワクチンにもよりますが、一回1万円前後から高いものは1万5千円超えも少なくありません。 しかも予防接種の種類によっては一回受けただけでは免疫がつかないとのことで、2回、3回と受けなければいけないものもあるんです。 その総額は30万から40万するそうで・・やっとメニューの半分くらいまでは接種しましたが、まだまだ道のりは長いです。 昨年はコロナ騒動があったので、通院以外に病院に行くのも気がひけて、予防接種も予定通りには受けられませんでした。 副作用は最初の頃こそ40度近い発熱やしびれなどがありましたが、最近割とラクになってきたなーと思っていたら先日受けたアクトヒブは久々だったせいか真っ赤に腫れ上がり今も熱と痛み、かゆみがひどいです。 放射線の全身照射はそれ自体は痛みも何もないのですが、心的恐怖は強かったですね。 照射時間も人それぞれで局所照射の方もいるそうですが、私の時は全身だったので表裏両面を30分微動だにせず照射台に横たわっていないといけませんでした。 ふと目に入った壁の注意書きに 「小学生以下のお子さんはお好きなCDを2枚まで持ち込むことができます」 とあり、そんな小さな子どもさんでさえこの過酷な治療を耐えているんだーと思うと、大人の私が甘ったれたこと言ってちゃいけないと覚悟をきめました。 照射を終え地下の放射線室から化学療法棟に戻る間に、照射前平熱だった体温がぐんぐん上昇、吐き気もひどく車いすに乗せられガーグルベースを口元に押し当ててやっとの思いで病室まで帰り着きました。 いろんなことがあったけど「gift of life」ーこの手帳は「不平を言わず、謙虚に、人には優しく、一日一日を大切に生きなければいけない」と私に教えてくれています。 みなさん、ありがとうございます。 ************* *アイドルユニットSAKA-SAMAがBorisの編曲、演奏でカヴァーしてくださったD-dayの”Heavenly Blue”。 この度Bandcampバンドキャンプで聴く(購入する)ことができるようになりました。 アクセスはこちらから。 ↓ *SAKA-SAMAのアーティスト情報はこちらをどうぞ↓ *川喜多美子へのメールの宛先は:salad_days_yoshiko@yahoo.co.jp お手紙は下記までお願いいたします。 〒107-0052 東京都港区赤坂 4-2-13 トワールビル 大沢事務所気付 *CDに関するお問い合わせは下記店舗までよろしくお願いいたします。 SHOP MECANO https://shopmecano.hatenablog.com/entry/66028924 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2021.03.10 16:26:24
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