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カテゴリ:食べ物
久しぶりに青森で机に座って仕事をしたので、興奮したのか、家に帰りついたのは夜の9時半だった。
昨夜、冷蔵庫の不穏な空気を察知し、開けてみると冷凍庫が温暖化して中の貴重な保存食がすべてダメになっていた。これも冷蔵庫を普通に置いておく温度ではないことのしわざか。 そういったことから、月曜日は帰ろう日と称して、生協によって、わかめと長ねぎと豆腐と油揚げと味噌と鰹節を買って、一週間分(もしくは二週間分)の味噌汁を作ってこの南極(難局)を乗り切ろうと思っていたところだった。 仕方なく、麦入り飯を1合炊きながら、夕刻、青森駅前をツラツラ歩いていた際、さくらの百貨店となりの店からその匂いにたまらず買ったシュウマイ(4個入り)を温め、野菜不足を解消するため、クロレラいっぱいのヤクルトラーメン(塩)をスープ代わりに、遅い夕食をいただいた。 おかずが少ないと、そのおかずをよく見、よくさわり、よく味わうものだ。この竹ちゃんぎょうざさくらの店のシュウマイは、横から見ると、まるでイソギンチャクのような、太った砂時計のような形で、いわば普通のシュウマイを二個重ねたようなもの。思ったより食いでがあり、ご飯も既定の半合を完食した。 灯油も残り少なく、冷凍庫には何もなく、いくら暖めても足元は冷えたままで、明かりはスタンドの茶色い明かりだけで、知る人もないこの庵であっても、その存在は、たちのぼるシュウマイの湯気のように、はっきりと、しかしはかなげに見えた。 なお、不安を煽る発言であった「灯油少量不配達事件」は、別の業者さんに頼み込んだところ「2缶なら配達してあげてもいい」とのことで、現在、2缶目を使い切るべく、燃焼に燃焼を重ねているところである。しかし、2缶使い切ったところで「やっぱりや~めた」と言われると、実際のところ辛いものでも食べて暖をとって布団の中でむーみんのようにとーみんするしかないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.17 16:12:41
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