2007/08/04(土)07:31
本州北限青森でも34度、暑い中「港町十三番地」をうたう
青森に赴任して良かったのは、夏涼し気であるのと、冬の雪が懐かしさを呼び覚ますことだったが、暑い。こんな暑い日は冷房の効いた建物の中にいて、お昼を食べて昼寝してコーヒー飲んでいるべきだ。
しかし、仕事なので、青森市港町界隈までバスに乗っていって、そのあたりを歩いたり訪ねたりする。一仕事終えて食べ物屋を探す。倉庫と工場とガスの巨大な球体とこじんまりした民家しかなく、細菌による世界戦争が終結した後の人の絶えた住宅地のようだ。ようやく見つけた蕎麦屋に期待せずに入る。
期待を裏切って中は新しくこぎれいで、切り盛りする女将さんが、若くてきれいで若原ひとみ(「お~い中村君」の若原一郎の娘。いつぞや自動車免許更新で鮫洲に行った時、講習のビデオに出演していたのを思い出す)をもっとキリッとした感じか。だけど場所がらか、客層は老人と工事関係者だけ。
食欲はあまりないが元気もつけなきゃと思い、とろろご飯とざるそばのセットを頼む。
店を出てから、34度をこす炎天下で40分ほどバスを待つ。人の死に絶えた街に果たしてバスは異次元空間からやってくるのであろうか。
港町○○というバス停をみながら、ふと美空ひばりの「港町十三番地」が浮かんできたのでうたってみた。なんだか楽しくなってきた。
人生、考えようによっては悪いもんじゃないんじゃない、ってな気がしてきたぜ、暑さのせいかな。