2007/10/30(火)13:16
「震度0」横山秀夫著
震度0(ゼロ)
「震度0」横山秀夫著
時は阪神大震災当日、その同じ日にN県警察署の
警務課長が行方不明になる。
自発的蒸発、事故、事件と憶測が飛ぶ。
汚職や利権、役職などのドロドロしたものが渦巻き、
署長やそのほかの部署の部長がせめぎ合う。
キャリア、準キャリア、ノンキャリアの力関係や、
公舎に住む奥様たちの関係など、
いろいろと勉強になり、そこがなかなかおもしろい。
主役と言える人物がいず、様々な人物、場所が次々と出てきて、
正直、誰が心で思っている言葉かが読み取りづらかった。
なぜ「震度0」なのか。
これは読んでもらうとわかると思うけど、
早い人は最初からわかるかな?
音を消したテレビ画面に神戸の惨状が映し出されていた。
震度0-----。