2008/03/14(金)16:59
本当にほしい物でないものを渡されること
沖縄での事件をきっかけに、事件関係の話しを最近書いています。
今回は、事件のことというより、沖縄のこと。
ちょっとしつこく考えてみる。
ここから書くことは、私の心配で個人の考えで、誰かに、読み手に、
そう思えと押し付ける気はさらさらないことを、先に伝えておきます。
個人的に、これからもまたどうなんだろうと、
本当かどうかなど調べたり知ることになるのだとおもう。
今の時点、私が思ったことを綴ってみる。
**********************************
私が知る限り、沖縄は60年以上も、土地のおよそ半分が米軍基地。
60年の半分近くは統治下だった。復帰(1972年)してまだ36年。
「米軍が駐在」しているという点ではもう60年以上その状態が続いている。
沖縄は、基地はいらないと、ずっといい続けている。
それは今に始まったことでも、急に起こったことでもない。
そして、ここ最近に基地の移動、グアムに移転、
本土への練習場所などの移動。沖縄の基地を数個返還。
それは、なんとなく沖縄の希望の通り動いているように
見えなくもない。でも本当に、希望通りなのかはわからない。
そう思っているかどうかも、見た感じ思えない。
移転するときには、古い基地は返されて跡地には汚染がのこり
新たな汚染のない場所に基地が「新築」される。
本土への移動、そこでも汚染や基地問題が飛び火する。
そもそも現在も本土には基地は皆無ではない。
韓国でも米軍基地で深刻な地下水汚染があっても
米側は費用負担拒否できてしまう。
(もちろん韓国は非難しています)
まだ移動する前なら回復する義務があるとか云々は別。
別という理由は、沖縄の米軍基地返還跡地は、
「財団法人県建設産業総合支援センター」(もちろん米軍ではない)
が汚染の可能性がある建設残土が出た場合にも、
財団が適切に処理する。という流れになりそうだ。
使えないままではなににもならない・・・
日本が現状回復する・・・。
沖縄から基地が減り、他へ「移動」する。
減らなくても問題とされる基地が、沖縄の別の場所へ移動する。
それが沖縄の希望が通ったということとなるなら
その条件を呑んだのだからと、さらに文句をいえなくならないか。
米軍基地はいらない=(イコール)日本でもどこでも移動したら
沖縄になければいいという意味なのか。
日米安保条約に基づく米軍への施設提供は、
本来「日本防衛と極東の安全」を前提としている。
それは多くの方が知っていることであって
だから、本当に守るのか?という話が交差する。
【日米地位協定上も米側が支払うと決められている】
在日米軍駐留経費を「米軍思いやり予算」と称して、
日本が負担するようになって既に二十七年になる。
移転経費は、その思いやり予算とは別にまた払われる。
世界のあらゆる地域に軍事展開する米軍のために、
日本の主権が及ばない米国領のグアムにある
米軍基地の建設に日本国民の税金を投入する。
**********************************
「基地がなくなってくれという要求」
それを、なんだか思ったものと違う形になって、
返されていないか。
これがほしかったんでしょう?と違うものを渡されていないか。
目標を結果を挿げ替えられていないか。
それ、なくなってくれと言って、なくなってるというより、
新しくしてあげてないか、都合がよくなってないか。
余計お金を使っていないか。
アメリカ軍が居る事で、本当に安全か。
米兵というだけで危ないと思う人がおおい。
(と、最近の事件で多くが書き記している)
そんな人たちが駐留することって、危険ではないの?
日本は、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄するとした。
国際紛争を解決する手段としての米軍は問題ないのか。
日本はアジアと仲良くすることを進めたほうが
より安全ではないですか。
アジアに対してロシアに対して、近隣諸国に対して、
日本は良き隣人なのか。
もし、日本がイラクのように大量破壊兵器を持っていると
疑惑が沸いたらどこの国が味方になるかな。
そういうときだけ「憲法9条を持っている穏やかな民族」と
言って信じてもらえるともちろんおもえない。
だから、「憲法9条がおかしい」とも、私は思えない。
安全のためにと、誰かに基地問題を押し付け、
汚染地を増やし、敵を増やしてなか。
安全のために、安全でないことを選択してないかな。
本当は何がほしいのか、それが大切なのではないかな。
受け取ったものは、本当にほしいものなのか。
目標はなになのか。