2018/10/20(土)13:08
欲について【01】
何か困ったときにしか楽天ブログを書かなくなった吉雄です。
お久しぶりです。
欲について書こうかと思います。
今回は導入部分の前提でかいておきたい『強欲』について書こうと思う。
『鋼の錬金術師(荒川弘作)』って漫画があるでしょう?
読みましたか?
かなり凄い話なので、大人も子供もお姉さんも読むといいです。
登場人物のなかで私の好みの人は、
主人公兄弟の父のヴァン・ホーエンハイムなんですが
この漫画のキャラクターでとても考えさせられるのが
「強欲」のグリード。
彼の強欲さ加減は、芯が通っていてすがすがしい。
悪役のホムンクルスとして登場するからには
悪い奴なんですが、『強欲』な為、最後あたりには
良いやつっぽくなるところが、素晴らしい。
ヴァン・ホーエンハイムのキャラと、グリードでも物語が
沢山かけそうなんだけれども、
読む人は少なくなりそう。
そこで、主人公のエルリック兄弟が、読み手を増やすクッションの役割と
子ども視線のなんだか不明なものに関わっていく興味を引き
(背徳感もあり)
大人二人の怪しいものがたりを、少年漫画まで引き上げているんだなー
なんて、思ったりする。
ちょっとずれましたが、
「強欲」のグリード。
欲のままに人を殺したりするんです。
強欲というと、奪って奪って奪っていきそうなんですが
徹底した強欲というものの塊として生まれてしまったため
強欲が故に、「真の仲間」がほしかったり「理解」がほしかったり
「何かいい形での満足感」なんかが欲しくなっちゃったりする。
そこが、憎めない
ホムンクルスなんだけど、かなり人間臭いキャラになっています。
いや、欲があるから人間なんじゃないかな。
みんな強欲なんだきっと。
そして、私も
グリードに近いぐらい、かなりの強欲なんだと思う。