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朝9時近くに起きた。技術があればひきこもってても仕事ができるかもしれないので、午前中は技術をつける時間に決めている。コンピュータを立ち上げ、なんとなくホームページビルダーを立ち上げた。自分のホームページをざっとみる。プロフィール、サイトマップ、リンク集。全然色が統一されてない事に気付いた。本当はずっと前から気付いてました、すいません。僕は誰に謝ってるのだろう。色が気になったので、統一したり、昔書いた文章をちょっと直したり、技術とはほとんど関係ないホームページいじりをしていたら、あっという間に午前中が終わってしまった。まったくこんなんだからだめだと思いたくなる。けどやめた。何もしなかったよりは良かった。プラス指向。例え何もできなかったとしても、死ななかったよりはましだ。でも死んだほうが・・・いやいや死ぬ恐怖や痛みに遭遇しなかっただけましだ。
今日は昼から3時間だけバイト。3時間でもやけに疲れた。日曜だからお客さんがいっぱいくる。みんなもひきこもればもっと楽になるのに。けれどお客さんがこないとこないで、大変。店が赤字で大変とかそんなことは知ったことじゃなくて、暇だと時間の流れが遅く感じるから大変なのだ。こんなこと書いてるの店長に見られたら大変。とにかく長期間ひきこもった人にバイトは大変なのだ。と言いたい。何が大変かって・・・いやもう大変話はいいって?いやさせてくれ。 とにかくスーパーという所は 「今日は何々が安くなってますよ~ぜひご利用くださいませ」 と毎日の今日のお買い得商品の案内をするわけだけど、僕がバイトをやっているスーパーのパン屋も例外ではない。 これが何%かの確立で僕がやらないといけなくなるのだ。恐ろしい。 来るか来るかと思ってるだけで、緊張してきて口が渇いてくる。口が渇くなんて感覚は普通の人は体験する感覚なのだろうか。喉が渇くじゃなくて口が渇く感覚。これはたぶん薬の副作用で、すでに乾きやすくなってるんだと思う。それに緊張が加わると唾液の分泌がいちじるしく落ちる。まぁそんなとこだろう。 それよりやっぱり店内放送を、もしかしたら自分がやらないといけないかもしれない!というのは、スリルと興奮とアドベンチャー!・・・なわけない。スリルとはさし迫る危険の中に感じる楽しさ、という意味らしいけど、楽しめたらどんなに良いか。実際はきませんように~と願いながら、もし来たときのために心の中で反復練習はかかせない。そんな横で掃除のおばさんが、無言ですいすいと機械を動かし、床を磨いていた。僕はただ単純に羨ましかった。 バイトから帰ってくると、普段まったく着信なしの携帯電話に不在着信があった。それは幼馴染からの電話だった。幼稚園、小学校まではずっと一緒だった記憶がある。中学は同じとこだったけど、同じクラスになることもなかったし、部活もちがうとこに入ったので少し疎遠になった。そして僕は中3の途中で不登校になって彼とは連絡が途切れた。ところが去年の暮れになって、結婚するから披露宴に来て欲しいと5年ぶりかの連絡が母を通じて入った。母が僕の携帯の番号を教えたらしく、後日電話がかかってきた。それで電話番号の交換ができたので、いつでも連絡は取れるようになった。けれど披露宴に参加してからは、僕は一回も連絡を取ろうとはしなかった。僕にあるのは暗く辛い毎日だけなのに、明るく元気な彼に電話して何を話せというのだ!・・・誰も話せとは言ってなかった。ということで僕からは連絡はしなかった。けれど彼からは一度電話がきていた。僕はその時不在だったので出れなかったけど、こっちから連絡するのもやめといた。 そんな彼からまた不在着信。今度は連絡しないとなんか失礼な感じもしたし、なんとなくしてみたい気にもなったので、思い切ってしてみた。 相変わらず彼は元気そうだった。僕は僕がいかに調子悪いかを話した。調子悪いって言ってるから調子悪くなるんだ、話してもみても普通だぞ?って彼は言っていた。それでも僕はなんとか自分の調子の悪さをアピールした。抗うつ薬も飲んでるし、一日中気分が落ち込んだ感じなんだ、と。これは全部嘘じゃない。でも確かに今考えてみれば、僕は自分が調子悪い、精神的に病んでいるんだと思いたいのかもしれない。そして実際に心の奥深くでいつも思ってて、現実にうつ症状もでてくる。そうすれば、苦手な人付き合いも避けられるし、大変なことは全部病気のせいにしてしまえばいい。酒でも飲んでカラオケでぱーと歌えば気分爽快だぞ、とまた彼は行った。僕は酒は普段のまない。あまり味がすきじゃない。それにカラオケ恐怖症でもある。でも酒は飲んで気持ちよくなったことが一回あったので、それじゃ酒でも飲むかって話になった。 飲む場所を決め、そこに向かった。途中電話が鳴った。 「はい、もしもし。」と僕。 「うーす。もう着いたよ。こっち着いたら電話して。」 「うん。でも早いね?車?」 「そうだよ、俺だけ飲む。嫁さんが運転するから大丈夫。それじゃ着いたら電話してね。」 「うん・・・」 と言って僕は電話を切った。 嫁さんが一緒だなんて聞いてない。なんとなくその可能性があるかもしれないと思ってたけど。店に歩いて向かいながら、今回は飲みのは、やめにしようと電話するか迷った。店が近づくにつれ3人ならやめようという思いもつよまった。一度電話してみた。電話してもなかなか繋がらない。3回電話してやっと繋がった。 「もしもし、今回飲むのやめにできないかな。奥さんがくるってきいてなかったからさ・・・。」 「ん?そうか。」 「もちろん奥さんが嫌ってわけじゃないだよ。まったくのこっちの問題。」 「ああ、俺はよく知ってるけど、おまえはほとんど知らない人だもんな。それじゃ今度二人で飲みにでも行こうな」 「うん・・・。」 「けど、悪かったな。ごめんな。今度二人だけで飲もうな」 「うん・・・。」 「悪かったなぁ、ごめん。それじゃ今度。」 「うん・・・それじゃ。」 とこっちから勝手にいきなりキャンセルしたのに、逆にあやまられてしまった。 あやまれなかったことが少し心残りだった。僕は来た道を引き返し、一人歩いて帰った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.05.19 01:53:13
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