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2005年11月12日
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江戸時代。信仰の旅が盛んになった。
代表的なものが「伊勢参り」である。

そもそも「伊勢神宮」とは…

日本では昔から自然の中に神様が宿っているという自然信仰があった。
ここは日本で一番古い神社の作り内宮下宮からなり
内宮(ないくう)に天照大御神(あまてらすおおおみかみ)(高天原(たかまがはら)に住み日本で最も貴い神様といわれている)が2000年前に皇居から大和の国へ移され、
そして倭姫命が伊勢に移したとされている。

ハンパじゃなく古いね。神話の世界だね。

下宮(げくう)には
衣食住を与えてくれる神様、豊受大神(とようけおおみかみ)が
1500年前丹波の国(京都府)から移された。

さて
「…伊勢に行きたい♪、伊勢路が見たい♪、たとえ一生に一度でも…♪」
と伊勢音頭にも歌われるほど伊勢参りは江戸庶民の憧れだった。
費用を積み立てて伊勢講を作り代表が参宮する。
というしくみで富士講 と同じように庶民の楽しみだったのだ。
その集団参拝を「おかげ参り」という。

挙句、親や主人に黙って勝手に伊勢参りに行ってしまう「ぬけ参り」といわれる女子供の姿まででて、それが後を絶たなかったという。
旅費が無くても道中の家々から宿泊や食事を提供される。なんてこともあったそうな。
「おかげでするりとさ♪ぬけたとさ…♪」なんて歌まであったというからいかに伊勢参りをする人が多かったかわかるというもんだ。

さてこの伊勢講、歴史がまたとんでもなく古い。
自力で参宮することは経済的にもしんどい。でも行きたい。
と、伊勢を信仰する者が集まり,結びあったものである。
伊勢講の初見は室町初頭に認められるが、畿内先進地帯では室町中末期には普及しはじめた。
しかし何と言っても、全国的に急速に普及するのは江戸時代になってからである。

それにしても「おかげ参り」やら「ぬけ参り」やら、そんなにまでして人々を伊勢参りに駆り立てるものはなんだろう?

その答えはずばりたのしい
ナンジャそりゃと思うでしょうが

参詣に来てもらう伊勢神宮や富士山の浅間神社の方も、全国的な集客システムを作っていたのである!
すなわち伊勢神宮から各地に「先達」(ガイド、添乗員)を派遣して、講の組織作りを奨める。地域別営業担当(!)でもある。
そして「先達」が各地の講の代表者を伊勢神宮に引率してくるのである。
伊勢神宮に着くと今度は「御師」(宿坊経営者)が待っている。
「御師」も地域別の担当ができていたようである。例えば三河の講中は「三河屋」に宿泊するような仕組みである。
この「御師」における”もてなし”は凄いものだったようである。
山海の珍味が豪勢に出され、伊勢神宮の参拝における案内はもちろんのこと、周辺の観光ガイドもいたれりつくせりで、寝具は家では使ったこともないようなものと言った具合だったそうである。

当然に、参加した講の代表者は感激して家路につくことになる。
この評判が伊勢神宮への旅行熱をさらに煽り、講の参加者を増やしたことは言うまでもない。     (「日本における旅行業の嚆矢」より)

これじゃ毎日しんどい思いをして働いている人々はネコも杓子も伊勢参拝に行くよなぁ。
富士講も伊勢講も同じような者だと思ってたけど、富士山参りよりお伊勢参りのほうが娯楽色が強いみたいだねvv

十返舎一九は東海道中膝栗毛で弥次さん喜多さんを伊勢参りに行かせるが、現実にも(もちろん第一の目的は「お伊勢参り」だが)道中の旅、グルメや観光が楽しみだったんだろうなぁ。





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最終更新日  2005年11月13日 10時33分51秒
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