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カテゴリ:観劇・LIVE
おもだかやチームの久しぶりの歌舞伎でゴザイマス
新橋演舞場 弥生花形歌舞伎猿之助十八番の内 獨道中五十三驛 市川右近十五役早替りならびに宙乗り相勤め申し候 この顔ぶれを見るとほっとするんだよね。 今回は右近丈の12役早変わりやモチロン宙乗りもあります 話の筋も珍しくわかりやすいし、なにより京都の三条大橋から日本橋までおなじみの地名がずらり 大津、草津、関宿、亀山城下、桑名、岡崎、箱根、品川…。 それぞれ思い入れのある地名での展開に、あの辺かな~なんて場面を重ねながら見るのも楽しい。 春猿丈と笑三郎丈の女弥次喜多が道中案内でこの掛け合いが面白い。 このお二人、姫姿も可愛らしいのだけれどこういうテンポのいい粋な姉さんが凄く似合う ケラケラよく笑い客席が和む。 一見、話の筋には無関係のこのお二人が最後の場面に登場し「そういうことだったのか~」という展開。 見所満載と言うかテンコ盛りな舞台でしたよ。 岡崎での化け猫騒動。 右近丈@猫の怪が二匹の猫を躍らせたり、子年生まれのおくらを散々操って最後に食べちゃうんだけど、そのおくら役猿琉丈、凄い。 操られてバク宙したり行灯のうえで逆立ちしたりするんだけど凄いわぁ 客席からは糸でもついてて引っ張ってるように見えるんだけどモチロン糸なんかついてなくて意識のないぐったりしたまま操られて…というシチュエーション。 いやいや、凄かったです。 そして猫の怪は刃を掻い潜り飛び去っていくのだけれど…。 なにも老猫で怖い顔して十二単を着なくてもいいと思うんだが ま、ナンデモありな歌舞伎だからね。 見所の一つ、大滝の場。 舞台の上に瀧を作っちゃうのも凄いけどその中での大立ち回り 今回あんまり見せ場のない段治郎丈、ここでは魅せますよ 寿猿丈もスゴイです。 そして右近丈の12役早変わりへ。 今別人に変わったな~とか、今裏で支度しなおしてるな~とかわかるんだけど、わかってるんだけど完璧に別人になって登場するたびにやっぱり感嘆の声が上がる。 汗びっしょりなのに涼しい顔で演じ分けるのはサスガよね。 それも娘、若衆、芸者、女房、弁天小僧、坊主、等などでおまけに雷まで。 ちょっとしか出てこない役なんだけどまぁ、よくもこれだけって程です。 最後はすべてメデタシメデタシなんだけど素直に楽しめる舞台でした。 右近丈、お疲れ様でした。 楽まであと少し。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
>大津、草津、関宿、亀山城下、桑名、岡崎、箱根、品川…。
>それぞれ思い入れのある地名 伊庭さんとか山南さんを思い浮かべていらっしゃる姿が目に浮かびますが、東海道の関宿にも思い出がおありなんですか? 関西本線の電車で通った事は3回くらいありますが、まだ降りた事がありません。 (2009年03月23日 19時58分33秒)
安味さん
>伊庭さんとか山南さんを思い浮かべていらっしゃる姿が目に浮かびますが、東海道の関宿にも思い出がおありなんですか? なんだ、バレバレですか(笑) 関宿は安味さんも降りた事ないんですね。 う~ん、どんなところなんだろう。 (2009年03月24日 19時23分14秒) |
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