2011/07/03(日)14:22
国芳-没後150年記念破天荒の浮世絵師
原宿の太田記念美術館で開催中の「国芳」展。
前半後半で展示総入れ替え、しかも半期の間にも展示替えがあるという、大規模な国芳展。
国芳を好きだわ~と思ったのはやっぱり「相馬の古内裏」を見たあたりかしら?
それから様々な場所で見たけど、今回は流石に見ごたえがあります。
美術館自体がそんなに大きくないのだけれど、三階に渡って繰り広げられる国芳ワールド。
わくわくするね。
武者絵、美人画、役者絵、戯絵、洋風画、そしてなんと言っても妖怪画。
いやしかし、どれも甲乙つけがたいッ。
枠を無視した画面設定とか、細かいところの遊び心とか、それなのに繊細な描写とか。
特に好きなのは物語の一場面(挿絵として描かれた物とか)。
お話を読みたくなるような絵なんだな~。
源頼光と四天王とか、源平合戦とか忠臣蔵とか…。
「椿説弓張月」は図書館で借りて読んだっけ。オモシロカッタナァ。
この方、江戸っ子で親分肌。弟子や家族の面倒見も良く猫好きだったとか。
時々自分を描いているが後姿がほとんどで、「地獄変相図」のどてらを着て、芳桐のてぬぐいを引っ掛け、足元に猫。というスタイル。
このヒトを粋と言わずに誰を言うか?と思いマス。
語りだすと止まらないデス。
思わず図録もGet。重かった…。
でもコレもすごい見やすい!楽しい!
表紙が「鬼若丸大鯉退治」が、ばばば~ん!!インパクト有り有りです。
太田浮世絵美術館7/28マデ。
もう一度行かれるかな~。行きたいな~