2011/07/23(土)19:31
不滅のシンボル 鳳凰と獅子
不滅のシンボル 鳳凰と獅子
この魅力的な展示にやっと、本当にやっと行かれました。
今回はヒト目当てではなく、その描かれるものメインなので、さてどんな展示なのか
興味津々。
幕末、江戸好きとしてはせいぜい260~400年。
でもこの「鳳凰」だの「獅子」だのは南北朝とか平安から瑞兆とされ、大切に描かれてきたのだ。
色もカタチも風化して当時の面影を追うのがつらいものもある。
でもそれらが何百年という時を経て、いま、目の前にある。
これはやっぱり感動。の一言でしょう。
ヒトの想いが描かせたモノたち。
どんな願いを込めて誰のために誰が描いたものなのか。
そんなことを考えながら見るだけでもロマンですよ。
時を越えたヒトの想い。これを「ロマン」と言わずして何を言う。
もちろん江戸時代、明治、大正時代までありました。
その中でもやっぱり注目しちゃうのは「国芳」ですよ。
「禽獣図会獅子」
他にも歌川一門の広重とか豊国とか…。
もちろん狩野一派も。
う~ん、やっぱりそういうのに目が行くナァ。
もうひとり。
「英一蝶」瀑布獅子図。
へぇ。こんな絵を描く人だったんだ。
思いがけず知り合いにあっちゃったようなキモチでした。
他にも「牡丹」「麒麟」などそういう者達がいっぱい詰まった展示でした。
でも「亀」「龍」がなかったなぁ。
朱雀と鳳凰とか…。
そんなのがあったら興味深いよね。
サントリー美術館 7/24まで