2012/07/19(木)13:08
大英博物館古代エジプト展
六本木の52Fで見るエジプトの至宝
待ちに待った展示が漸く来ましたッ
この日のためにせっせとヒエログリフを勉強し(独学なんでたいしたことは出来なかった)
せめて重要な文言くらいは見つけられるようになりたいと願ってきたが。
いやぁ。本物は難しいね。
見たことある文字(?)を探すのが精一杯。
呪文はやっぱり特殊な感じがして読むどころか、意味も取れません。
それでも見たことのある文言を見つけられるとうれしくてうれしくて一生懸命眺めてきました。
言葉のオトはわからないねぇ。と思いつつ、やっぱりオトにして声に出してしまうのはチョット怖い。
強力な言霊が宿りそうな気がします。
当時の人々の神様への畏怖、死後の世界への想いが判るような気がします。
人型の棺(中身入り。キャ。)もあり、その色鮮やかさにまず眼を見張り、当時の建築(?)加工技術の精度の高さや、知識の深さに考えさせられました。
だってさぁ。
本当に色鮮やかな彩色が全く薄れてないんですよぅ。
染料はナニ使ったのかしら?
どうやってこんなに長期間の保存に耐えられる技術を身につけたんだろう???
さらに。
世界最長の「死者の書」パピルス全37mですよ。
どんなすごいもンなんだぁ~
ま、実際は細切れにされてガラスの額に入ってるんだけどね。
ネシタネベトイシェルウという女性の「死者の書」
この方は当時の支配者の娘だそうで、自分のための死者の書作成にも携わったらしい。
文字もさることながら、挿絵がわかりやすい。
ちょっとした「インディジョーンズ」ですよ。
様々な困難を乗り越えてオシリス神の元へ行き、審判を受ける。
日本の神様に「和魂」「荒魂」があるように、エジプトの神様もいろんな人格があるらしい。
人格というか…「精霊」というカタチで表現されていたかな。
日本で閻魔大王の審判を受けるように、オシリス神の審判を受ける。
どれだけ真摯に生きてきたのかを問われるのだそうだ。
そこで怪物アメミトに食べられるか、再生・復活への道を歩み永遠の命を得られるのかが決まるのだそうだ。
永遠の命はいらないケドなぁ。
それにしても。
古代エジプトの方々は皆さんそろいも揃って美形。
なんででしょ。
イマドキのイケメンも真っ青なくらいイケメンぞろいですよネ。
意外と空いていたので思う存分堪能してきました。
ただし。お土産がイマイチ。
国芳で味を占めたというか、あまりのあの素晴らしさが忘れられなかったのか、今回のオミヤゲはイマイチ感満載でした。
う~ん。ツボがチガウんだよね。
「死者の書」のあの挿絵の手ぬぐいとか、あったらよかったのにねぇ。
大英博物館古代エジプト展 森アーツセンターギャラリー 9/17マデ