Horse Rainbow 12-4


Horse Rainbow Vol.12-4
「憧れの東京優駿 出走馬18頭紹介!」


さて、東京優駿の特集も4回目。
昨日の5月29日に、東京優駿の枠番が発表されましたね。

1-1 サクラプレジデント 57.0 田中勝春
1-2 スズカドリーム   57.0 蛯名正義
2-3 ゼンノロブロイ   57.0 横山典弘
2-4 チャクラ      57.0 小林徹弥
3-5 エイシンチャンプ  57.0 福永祐一
3-6 スズノマーチ    57.0 北村宏司
4-7 エースインザレース 57.0 松永幹夫
4-8 ラントゥザフリーズ 57.0 藤田伸二
5-9 タカラシャーディー 57.0 佐藤哲三
5-10 マーブルチーフ   57.0 池添謙一
6-11 リンカーン     57.0 柴田善臣
6-12 ゼンノジャンゴ   57.0 K.デザーモ
7-13 ネオユニヴァース  57.0 M.デムーロ
7-14 クラフトワーク   57.0 後藤浩輝
7-15 コスモインペリアル 57.0 武幸四郎
8-16 サイレントディール 57.0 武豊
8-17 マイネルソロモン  57.0 四位洋文
8-18 ザッツザプレンティ 57.0 安藤勝己
(左から、枠番 馬番 馬名 斤量 騎手 の表記です)


ここでは、その東京優駿出走馬18頭を、ちょっと紹介してみましょう。

まずは、1枠1番のサクラプレジデント
実績としては、札幌2歳S(GⅢ)1着。
朝日杯FS(GⅠ)・スプリングS(GⅡ)・皐月賞(GⅠ)がそれぞれ2着です。
ここまで連対率(2着までになる確実)は100%ですね。
鞍上の田中勝春騎手も、11年振りのGⅠ制覇に燃えています。
ただ、問題は気性が悪いこと。
レース中に折り合いを欠く可能性があるので、その部分が出てしまうと危ないですね。

1枠2番にはスズカドリーム。
血統的には、叔父にあの名馬サイレンススズカを持つ両血馬です。
今年に入って京成杯(GⅢ)を制覇してます。
ただ、体がまだ出来上がってない雰囲気があり、皐月賞は熱発で回避。
その後、青葉賞(GⅡ)は、体調が戻らずに10着。
今回、上積みはありそうですが、輸送で体調を崩す可能性は、否定できませんね。

2枠3番に入ったのはゼンノロブロイ。
皐月賞組の馬に、「ドン!」と挑戦状を叩き付けた馬ですね。
前走の青葉賞は、直線で外によれながらも快勝。
皐月賞上位馬を一番脅かす存在として注目されてます。
ただ、ネックもあります。
この馬、どうも落鉄癖があるみたいですね。
落鉄ってのは、人間で言えば、片方が運動靴、片方が素足で走ってる状態になること。
蹄の蹄鉄が落ちてしまうことを言います。
過去4走して2回の落鉄。まさか本番でも?という心配は拭えません。

2枠4番はチャクラ。
前走の京都新聞杯(GⅡ)で2着に突っ込んできた馬です。
2400mでも連対しているという、いい話もあります。
ただ、3歳のトップクラスの馬と当たるのは、今回が初めて。
昨年のこのパターンの馬は、ダービーで凡走。
今年はどうなるのか?

3枠5番にはエイシンチャンプ。
昨年の朝日杯FSの1着馬です。
今年に入ってからは、弥生賞(GⅡ)1着のあと、皐月賞は3着。
皐月賞は外を回らされた不利もありましたね。
いい脚を長く使えることは、東京優駿では勝利に近づく条件の1つです。
ただ、前走の皐月賞みたいに、瞬発力勝負になったときはこの馬は疑問です。
その為には、週末の雨を待っている1頭かもしれません。

3枠6番にはスズノマーチが入りました。
弥生賞では、エイシンチャンプとタイム差なしの2着。
前走の皐月賞は自分の展開になりませんでした。
今回、距離が伸びて真価を発揮できるか?見どころです。
ただ、この馬の騎手が、横山典弘騎手から北村宏司騎手へ乗り替わり。
その辺りも微妙ですね。

4枠7番にはエースインザレースが入ってます。
逃げるのは、多分この馬でしょうね。
雨が降った時も、ダートで園田JG(GⅢ)を勝っているので心配ないでしょう。
ただ、トップクラスと当たっての完敗が続いてます。
前走のNHKマイルC(GⅠ)5着が、きっかけになればいいですけどね。

4枠8番にはラントゥザフリーズ。
今年の共同通信杯(GⅢ)の勝ち馬ですね。
若葉S(OP)では、アドマイヤグルーヴのペースにはまり5着も、
前走の皐月賞では、内から渋太く伸び4着でした。
この馬も、中山の荒れた馬場が良かったので、雨を待っている1頭でしょう。
ただ、瞬発力勝負になると、この馬も分が悪いです。

5枠9番にはタカラシャーディー。
公営のほっかいどう競馬出身の馬です。
今年中央入りしてからは、芝で4戦して全て2着以内。安定してます。
今年の毎日杯(GⅢ)で勝利し、共同通信杯・青葉賞で2着です。
しかも、青葉賞は厩舎コメントでは80%の仕上がり。
上積みが確実に見込める1頭ですね。
ただ、この馬も瞬発力勝負になれば、分が悪いです。

5枠10番にはマーブルチーフ。
今年の京都新聞杯の勝ち馬ですね。
前走で穴をあけたように、この馬は人気になると走らない、人気薄だと走る。
そんな典型的な馬です。
ただ、この馬もトップクラスとは初対決。
勢いで突き抜けますかね?

6枠11番はリンカーン。
ただ今3連勝中と、注目を集めている1頭ですね。
前走のすみれS(OP)も勝ちました。
ただ、その後、喉に病気が発生して、手術。
確かに運動は休まなかったとはいえ、やはり3ヶ月ぶりの競馬はちょっとここではマイナスです。
ただ、フサイチコンコルドの例もあるので、無視は出来ないかもしれませんね。

6枠12番にはゼンノジャンコ。
鞍上がデザーモ騎手という事でも注目を集めている1頭です。
前走のプリンシパルS(OP)でも、差のない2着。
安定感は抜群にあります。
ただ、この馬もトップクラスと当たるのは今回が初めて。
安定感で乗り切れますかどうか?

7枠13番にはネオユニヴァース。
前走の皐月賞も快勝し、ただ今4連勝中です。
現在、一般的にはダービーに一番近い馬として、紹介されてますね。
ただ、前走の皐月賞後、2週間も調教を休んでいる事。
もう1つ、ダービーに4連勝で望むと、何故かダービーを勝てないらしいんです。
過去に3頭いて、2着・3着・15着になってます。
このデータを覆せるか?注目ですね。

7枠14番にはクラフトワーク。
後藤騎手には、願ってもないチャンスがやってきましたね。
マイネルソロモンをまさかの騎乗交代で乗り馬を失いながら、勝浦騎手の騎乗停止でチャンス復活。
珍しいパターンですよ。こういうのは。
青葉賞3着の実績も光ります。
ただ、この相手で前走と同じ競馬が出来るか?そこが心配ですね。

7枠15番にはコスモインペリアル。
今回、あまり注目されてない1頭です。
前走の皐月賞も着外。このままでは苦しいでしょう。
ただ、1つだけ明るい光が。
鞍上が穴男こと、武幸四郎騎手に替わりました。
この事が有利に働くと、面白い存在になるかもしれません。

8枠16番はサイレントディール。
シンザン記念の勝ち馬ですね。
前走の皐月賞では届かずの6着。今回が正念場でしょうね。
鞍上の武豊騎手も、先週の優駿牝馬(GⅠ)で、圧倒的1番人気のアドマイヤグルーヴで失敗してるので、
ここは鞍上にも注目したい1頭です。
ただ、この馬は気性がネックになりそうですね。
折り合いを欠いてしまうと、ここでは好走できないですからね。

8枠17番はマイネルソロモン。
先週は母子3代オークス制覇で盛り上がりましたが、今週は父子3代ダービー制覇で盛り上がりそうです。
祖父がシンボリルドルフ、父トウカイテイオーですからね。
しかも、この馬も無敗(3戦3勝)です。
ただ、この馬に向く展開になるかどうか。
力はあるんですが、体がまだついていってないような気もします。

最後に大外。8枠18番はザッツザプレンティです。
週末の雨の予報を、一番心待ちにしているには、この馬でしょうね。
不良馬場のラジオたんぱ賞2歳S(GⅢ)を、5馬身圧勝してますからね。
前走は、安藤勝己騎手がミスを認めてるだけに、今回は巻き返しに懸命です。
ただ、ダービーには不利の18番枠。
この枠をどう乗りこなすんでしょうか?


というわけで、こんな紹介でいいですかね?
明日5/31は、天気・馬場。
馬以外の要因について、話したいと思います。


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