2011/09/06(火)13:29
助成金セミナーに行ってきました
昨日、ある異業種交流会主催の「助成金セミナー」に行ってきました。
実はこのセミナー、以前行ったことがあるものと殆んど同じものでした。
講師も同じ方。
そしてお話の内容もダブることが多く、「その話は前にも聞いたよ~~」と喉まで出かかってしまうことしばしば・・・(笑)
でも、忘れてしまっている所も結構ありました。
再び聞くことによって思い出される部分も多く、行って良かったと思います。
講師の方のお話の中で一番参考になったのは、
「コンプライアンスの大切さ」
「顧客とのコミュニケーションの大切さ」
「情報の大切さ」
の部分でしょうか。
「助成金」に関しては、国、都道府県、市町村などから出ているものを合わせると、800以上もあり、毎月新しい助成金が始まったり、支給条件が変ったりしているそうです。
その中には、条件に合いさえすれば、申請書を一枚(ぺらっと)提出すれば支給されるものなどもあったり、どう考えても「税金の無駄遣い」としか思えないようなものも・・
一番問題なのが、「知っている人だけが得をする」制度が多いこと多いこと・・
「知らないのがいけない」と言ってしまえばそれまでなのですが、何らかの補助が絶対必要な人(会社)にもれなく情報が伝わる方法がないものなのでしょうか・・
ここで一番「情報」と言うものの大切さに身が引き締まる思いがしました。
最も会社の内情に精通しているのは、他ならぬその会社の「顧問税理士」だということは間違いないですからね。
「助成金」の申請を代行することが出来るのは税理士ではなく社会保険労務士と言うことにはなりますが、顧問先から聞かれるまでもなく、常に何らかの情報を提供できる状態にしておく必要性をとても重く感じました。
私が今回の助成金セミナーに出て思い出したのはこちらの本。
こちらも夏休みの間に読んだ本の一部です。
「官僚の責任」古賀茂明著
古賀茂明氏。
最近テレビ等で見かけることも多いのでご存知の方も多いとは思いますが、自らが官僚でありなら公務員制度の改革を声高に主張し、最終的に官僚を辞職するように迫られた経歴をお持ちの方です。
この本には、現在の官僚がいかに堕落したものであるのか(もちろん全員ではありません。立派な方もいらっしゃると思いますが・・)が事細かに書かれ、公務員制度の改革が「待ったなし」の状態であるのかが手に取るようにわかります。
そしてもし、このまま公務員制度の改革が行われないとすると、日本という国の行く末がとても不安になってしまうような内容でした。
私が今回の助成金セミナーに出て改めて思い出したのは、本書に書かれている「ちょっとかわいそうな人は救わない」という文言。
この本に書かれているのは、国(地方公共団体を含め)がこれだけ多くの借金を抱えてしまった今、「ちょっとかわいそうな人」を救って行く余裕はないのではないかという内容だったと思いますが、今回私が聞いた「助成金」に関しても全くその通りだと思いました。
もちろん、政策上必要なことは絶対ありますし、補助がなくては生きていけない人がいらっしゃることは間違いないので、こちらに手を差し伸べることは必ず必要なことだと思います。
問題は「ちょっとだけかわいそうな人」。
こちらをどうするのか。
野田新総理には是非、良い解決方法を見つけてもらいたいものです。
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