「上と外」上・下 恩田陸
今年のお正月。既に先日のブログに書いたとおり、どこか遠くへ旅行へ行くわけでもなく、家で過ごす時間がとても長かったので、DVD(ブルーレイ)を6本も見てしまいました。丁度TSUTAYAでDVDを5本で1,000円というキャンペーンをやっていたので、これに便乗。1日に1本のペースで全て見切りました。こちらの感想はまた後日・・ということで、今回はこの休み中に読んだこちらの本を紹介しようと思います。かなり久しぶりの読書日記になってしまいましたね^^;「上と外」上・下 恩田陸著こちらの本。元々は文庫の書き下ろし作品として全6巻で刊行されたものを単行本化。更にそれを文庫化するに当たって上・下2冊に分けたという、基本的にとてもボリュームのある作品でした。簡単にストーリーを紹介すると・・・・両親の離婚で別々に暮らしている家族が年に1度だけ集う夏休み。母親と中学生の「練」。そしてその妹の千華子は考古学者である父が暮らす中米のG国へ向かった。そのG国はマヤの遺跡の宝庫。G国に着いた家族は父と合流した後、ヘリコプターで遺跡の見学に行くことになった。ところが、その道中家族はG国のクーデターに巻き込まれてしまう。ヘリコプターから中米のジャングルの中に放り出されてしまう「練」と「千華子」。幸い、大した怪我もなく無事地上に降りることが出来た二人だったが・・そこで「練」と「千華子」が遭遇するとんでもない事態とは・・・二人は無事に生還することが出来るのか!?反政府軍に拉致された「練」と「千華子」の両親は二人を救うことが出来るのか!?・・・ネタばれしてしまうといけないので、もうこれ以上は書けません(笑)・・・最後までハラハラドキドキしっぱなし。ノンストップで展開する数々のエピソードに全く目が離せません。中学生である「練」が数々の試練を経て、逞しく成長していく姿に感動を覚えますし、過酷なジャングルでの生活はまるで本当に体験してきたかのようにリアルに描かれています。物語が終わりに近づくにつれ加速度的に速くなる展開にぐいぐい引き込まれ、いつの間にか時間が過ぎてしまいました。かなり長い作品ですが、細切れで読むのではなく一気に読みたいですね。2011年の幕開けに相応しい、インディジョーンズ顔負け(笑)の1大スペクタクル作品でした。ランキングに参加しています。できればポちっと♪お願いします。↓↓↓にほんブログ村