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blog the seventeen(いまの気持ちを17文字で)

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2007年08月26日
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カテゴリ:日常生活
プラン・ジャパンの「里親」をやめようと思います。


プラン・ジャパンというのは国際NGO組織の、フォスタープラン協会の日本支部のことです。日本など経済的先進国が、アジアや南米、アフリカなどの経済的発展途上国を草の根で援助する仕組みです。フォスター・プラン(里親計画)という名前が示す通り、「里親」と「里子」を決めて、表面上は里親が里子を援助するような形を取ります。

実際は里親-里子の関係は象徴的なもので、この「親子」は手紙をかわすだけで直接的に「親」が「子」を援助をしているわけではありません。手紙を交わすことを動機付けとして、「先進国」の人が「発展途上国」を、寄付金(年額36000円~60000円)を通して援助します。


元は私の妻が入っていました。そしてウガンダのかわいい女の子メアリーちゃんを紹介され、手紙をやり取りしたりクリスマス・プレゼントを贈ったりしていました。しかし彼女が亡くなったので、メアリーちゃんとの関係を継ぎたいと私が「里親」にしてもらいました。


私が里親になったのは2006年1月。


それ以来、里親がなぜ変わったかや私の自己紹介、またそれ以来こちらで起こった様々なできごとを具体的に手紙にして書き送ってきました。

しかし、いつも向こうから来る手紙は通り一遍のものです。いつもメアリーの近況と絵が送られてきます。昨日来た手紙に曰く、

「メアリーはまだ小さいので字が書けません。代わりにボランティアの○○が書きました。メアリーと家族はみな健康です。あなたからのお手紙を受け取って喜んでいます。今は雨季で農作業が忙しい時期で、トウモロコシやナッツ、ジャガイモを植え付けています。どうかお元気で。メアリーの絵をつけました。気に入ってくれればいいのですが。(原文 英語)」


これ、一つ前の手紙とほぼ同文です。私が、こちらで何があったか書き送っても全く無視。それも一度や二度でなく。ここには書きませんが、とても個人的なことを述べた手紙を毎回送るのですが、返事はパターンが決まっていて、そのひな形に沿ったもののみ。


これでは、手紙をやりとりしているとは言えません。


メアリーはおそらく相手が誰でもいいのでしょう。いや、プラン・ウガンダが「里子」に指名されている子ども達に絵を描かせ、それを機械的に世界中の「里親」に送っているだけで、手紙の内容はボランティアと称する人がおそらくどの里親に対しても同じような文面の手紙を書いているのでしょう。


それでも私は、二度待ってみました。「この次の手紙に個人的なことに対する返事が書かれていれば続けることにしよう。それまでは手紙が届くのに時間がかかったからだと思うことにしよう」と考えました。


しかし、手紙の内容は変わりません。


人の生き死にを綴った手紙に対する返事が「メアリーや家族は手紙をもらって喜んでいます」だけとなるでしょうか。

私は善意でこれを始めたわけではなく単に女房の遺志を継ごうと思っただけなのですが、人の善意を踏みにじるようなやり方には大いに疑問を感じます。

「仏の顔も三度」まで。メアリーの成長をフォローする楽しみはありましたが、メアリーも多分、絵を送っている相手が変わってもそう気にはとめないでしょう。


というわけで私、プラン・ジャパンのスポンサーをやめることにします。






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最終更新日  2007年08月26日 13時48分30秒
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