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テーマ:今、沖縄で(579)
カテゴリ:つなぐ つながる つなぎ部
昨夕買い物を終えて近所のスーパー、Jimmy'sから出てくると東の空に虹が出ていました。
とてもくっきりとしているのですが、ちょうど半分で切れています。このようなハーフ・レインボーはこれまであまり見た記憶がなく、よくあるものかと検索をしてみました。どういうときに起きるのかといった気象学的解説は見つからず、ハーフ・レインボーを見ると「希望が叶う」とか「強い幸運」だとかのスピリチュアルなサイトばかりヒットしました。 ま、悪いことではないんだとは思いましたが、私はそういうことにはあまり興味がありません。 沖縄の気象現象で有名なのは「カタブイ」。漢字で「片降い」と書く通り、視界の半分は晴れていて半分は雨が降っている現象のことです。昨日の虹も多分これでしょう。お店に入るときはにわか雨が降っていて、出たときにはやんでいました。見上げた空の半分が曇りで半分が晴れでした。それで曇って雨粒が残った方にだけ虹が見えたのでしょう。 沖縄と似た島国(島州)にアメリカのハワイ州があり、ここのニックネームはRaibow State(虹の州)。 沖縄のナンバープレートに首里城やシーサーが描かれているように、ハワイの車のプレートの背景に虹が描かれているものをよく見ます。沖縄も天気が変わりやすく、にわか雨がよく降り、さっと上がるという意味でハワイに気候が似ているからか、実感として奈良にいるより虹に遭遇することがずっと多いように思います。 沖縄はそもそも多様な文化が混じり合ったチャンプルーな土地柄。「万国津梁の国(万国の架け橋)」でもあります。 コンビニやスーパーのレジで日本式ではないカタカナの名札をつけた人と出会うことは日常茶飯時。私が借りている駐車スペースのすぐ横のロットを借りているのがアラブ系の女性だということを、昨日初めて知りました。今も多種多様な背景を持った人との出会いが多いのはこうした歴史が背景にある、他者に対する寛容な県民性のせいでしょう。虹は最近、多様性の象徴にも使われています。 他県よりも虹を多く見る機会があり、民族的多様性のある沖縄。ハワイのように「虹の沖縄県」と名乗るのもありでは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月07日 12時07分45秒
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