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2025年10月11日
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カテゴリ:本にまあ
「チョッちゃんが行くわよ」(黒柳朝著、主婦と生活社)を読みました。
この本は最近亡くなった父母の遺品を整理していたとき、彼らの本棚から出てきました。かなり古い本です。初版発行は昭和37年、前回の東京オリンピックよりもっと前の1962年です。これは1987年に放送された、NHK朝ドラの「チョッちゃん」の原作本ですが、見つけたのはちょうどNHK-BSで再放送していたときでした(今日が最終回でした)。

チョッちゃんは黒柳徹子のお母さんのニックネームです。

娘の黒柳徹子が「窓際のトットちゃん」を発表したのが1981年、それよりずっと前にお母さんのチョッちゃんこと黒柳朝さんが自分の半生を書いていたんですね。ドラマは本に書かれた事実とは異なる創作部分もありますが、大筋としては彼女の人生をたどっています。北海道で生まれ育ち東京の音大に入ったあとバイオリニストの黒柳守綱氏(ドラマでは要さん)と結婚したのは事実のようです。

ネタバレが嫌いな私はドラマと並行してこの本を読み、本がドラマを追い越しそうなときは読書を中断していました。

ドラマはとくに彼女の前半生を中心に描いていましたが、本にはまだまだ続きがあります。娘の徹子さんはじめ5人の子ども達(ドラマより多い!)がその後、どのように育っていったかも本書には細かく描かれていて、彼女の育児方針を読むとトットちゃんはじめみんなが伸び伸びと育っていった理由がよく分かります。古本屋でしか手に入らないと思いますが、BSでドラマを楽しんでいた人は是非さがしてみてほしいですね。
(「要」さんとチョッちゃん:本書232ページより)

子どもを立派に育てあげ、晩年までご主人と仲良く幸せに過ごした様子はこの写真一枚を見ても伝わってきます。





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最終更新日  2025年10月11日 16時19分46秒
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