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2026年01月16日
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カテゴリ:本にまあ
「人生をいじくり回してはいけない」(水木しげる、ちくま文庫)を読みました。

水木しげるの生い立ちが語られた本は​「のんのんばあとオレ」​をはじめいろいろと読んできましたが、本書ではそれらに重なるエピソードが多数出てきました。それもそのはず、本書はこの本のために著者が書きおろしたものではなく、様々な底本をもとに水木しげるの人生を再構築したものでした。しかも、本書の中でも同様のエピソードが再録されていて既視感があります。

少年時代の話は「のんのんばあとオレ」で読んだ通りでしたが、兵隊時代などは興味深いものもありました。

さらに後半では水木しげるの世界観や妖怪観、生き方が語られていて、ある意味とても「思い込みの激しい人」だとも受け取れる話が並びます。しかしその「思い込み」こそが運命を信じ、第六感を信じ、妖怪を肌で感じ、土人*を敬愛し、それらを通じてできあがった水木しげるという人物なのだと思います。

*水木しげるによるとこれは土とともに生きる、自然の中で悠々と生きる彼らへの誉め言葉

本の表紙はなんだか水木しげるの遺影のようにも見えますが、それもまた彼の遊び心だったのかもしれません。この本は古本で買ったので帯がついていませんでしたが、外山滋比古と中川翔子が書いていた帯文の内容は以下の通り。

外山:「死」を骨抜きにするユーモアの妙!人生老いていよいよ愉快!
中川:いかに人間は楽しくて、恐ろしいのか。水木先生の言葉が教えてくれる最もためになる、この世のあらゆる面白いこと、おばけのこと





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最終更新日  2026年01月16日 09時39分39秒
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