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カテゴリ:本にまあ
「言語学バーリ・トゥード Round2」(川添愛著、東京大学出版会」を読みました。
![]() 東京大学出版会の雑誌UP(ユーピー)に3カ月ごとに掲載される川添さんのエッセイを単行本にまとめ、いくつかの書下ろしの章を加えた本の第2弾です。第1弾もはじけていましたが、第2弾になって慣れてきたのか、川添さんの本性がより素直に発揮されています。第1弾ではUPに載せる原稿ということを過剰に意識してか、ちょっとよそ行きの顔でした。 しかし第2弾は、より言語学の研究者としての顔とプロレスファンとしての顔がストレートに出ています。 本書の第4章で書かれている「~がち」という言葉の使い方に関する考察(最近は「多いがち」など形容詞にもつく用例が目立つ)や第5章の倒置の魅力(「やっちゃっていいんだね」よりも「いいんだね、やっちゃって」の方がインパクトが強い)など、「そうそう、川添さんにはこういうことを書いてほしかった」と思うことが第2弾ではずらりと並んでいます。 言語学の研究者であり小説家であるという川添さんの本領が発揮されている章が私はとくに好きです。 第7章の「【コント】ミスリーディング・セミナー」ではストーリーテラーぶりが発揮され、第13章「重言パラダイス」では豊富な用例が集められていて、さらにそこに仕掛けられた遊びがあるなど、うならされます。ChatGPTをもじった架空の生成AI、CMT-5(CookieMonsTer-5)を通して言語モデルとは何かを私のような素人に解説してくれる第9章などはまさに川添さんならではの仕事ではないかと思います。 第8章の、猪木に関する文は河合塾の全統模試に採用されたとか。論理的におちゃらける川添さんならではですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026年01月19日 10時52分13秒
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