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blog the seventeen(いまの気持ちを17文字で)

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2026年01月24日
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カテゴリ:本にまあ
モハメド・オマル・アブディン著の「わが盲想」(ポプラ文庫)を読みました。同著者の本は2冊目(1冊目は​こちら)​です。


1冊目に読んだのは「日本語とにらめっこ:見えないぼくの学習奮闘記」とタイトルにある通り、19歳で初めて来日し、そこから日本語、点字、鍼灸師の資格などを身に着けていくスーダン出身の青年の「奮闘記」でした。今回2冊目として読んだのは、さらにさかのぼって彼のスーダン時代や来日後現在に至る生活が書かれた本で、本書の方が発行は先です。

月並みな感想を述べると「ホントに目が見えない、19歳まで日本語を全く知らなかった人が書いたものなの?」です。

これは外国人に対する一種の偏見だと分かって言うのですが、日本人が書いたとしか思えないほど物語の展開の仕方が滑らかで、日本人の中でも文章力が優れた人が著わしたものとしか思えません。これほどの文章力やものごとを的確に評価する観察眼はどのように育まれたのでしょう。そして自分自身を客観的に見る力はどのように育まれたのでしょう。

スーダンでの親や兄弟、日本に来てからかかわった人たち、そして奥さんとの関係が手に取るように伝わってきます。

そして本人の、オモシロいけれどちょっとしつこいオヤジ的性格も(はからずも?)文章にはしっかりと出てきます。ま、これはやや自虐的に自らを表現しているところもあるのでしょう。でも実際周りの人たちは、友人でノンフィクション作家の高野秀行さんをはじめ、彼に振り回されたりしているのも事実のようですが・・・。

最後の章は新婚で身重の奥さんと彼が東日本大震災と福島第一原発2号機の事故に遭遇し右往左往するドキュメントです。

スーダンからは「すぐに日本を離れろ」という電話がどんどんかかってきます。奥さんの予定日は間近です。胎児や子供には放射能の影響がとくに大きいという情報も耳に入りますがマスコミの情報だけでは影響がどれだけあるのかよく分かりません。そうこうしているうちにかろうじて九州の病院が奥さんを受け入れてくれることになり無事出産できますが、そこに行きつくまでのドラマは感動的です。

障害者が異国で暮らす不便さに遭遇しながらも、それを含めて人生を楽しんでしまうすがすがしさを感じた本でした。





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最終更新日  2026年01月30日 09時17分55秒
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