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2026年02月02日
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カテゴリ:本にまあ
「沖縄オバァ列伝番外編 オジィの逆襲」(沖縄オバァ研究会オジィ調査室編、双葉文庫)を読みました。

タイトルからも分かる通り、これは「​沖縄オバァ列伝​」の1・2編とセットになった3編完結本です。3編ともオリジナルが出たのはかなり古く、初版の単行本が発行されたのが2002年。その後2006年に加筆修正されて文庫本になり、そして今回「Re文庫」という形で再登場しました(2025年9月、第1刷発行)。沖縄の書店にはオバァ列伝とともに3冊がセットで並んでいます。

内容は2002年当時に書かれたそのままなので(一部2006年加筆もあり)かなり懐かしい感じです。

でもその分当時の雰囲気を伝える、貴重な資料となっています。2002年の執筆陣(当時20代~40代)にとってオジィとみなされる人は戦前生まれ。彼らは戦前の生活や戦争を知っている人たちで、そのオジィたちを取材する執筆陣も、戦争は知らなくても本土復帰前の沖縄の様子を知る世代です。そのため取り上げられる話題が現代の沖縄とはかなり違っています。

オジィは一般に、働き者の女性に比べて「しょうがない」存在と揶揄されますが本書に登場するオジィはひと味違います。

たしかにサキヌマー(酒飲み)オジィもたくさん登場しますが、モテモテのオジィや多方面で活躍するオジィなど、「沖縄オバァ列伝」に出てくるオバァたちとはちょっと違った描かれ方をしています。ひとことで言うと立派なオジィが多いんです。世間を見渡すと立派でないだらしないオジィが多いので、本書に取り上げられるのはその辺の人とは区別される、立派な人になるのでしょうか。

しかしその分、オバァ列伝のようなハジケた面白さに欠けるところは否めない印象を受けました。

戦争をくぐり抜け、戦後も女手一つで子どもを育て上げた沖縄のたくましいオバァたちへの称賛はいくらでも耳にしますが、戦前、戦中を生きてきた沖縄の男たちも何かと頑張ってきた、頑張らざるを得なかったのです。中にはアルコールに頼るしかなかった人もいたかもしれませんが、それでもその苦しい時代に男たちもしっかり歯を食いしばって生きていたことが分かります。

オジィたちのダメさ加減が見られると思いきや、はからずもうちなーオジィの讃歌が読めました。





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最終更新日  2026年02月02日 10時10分35秒
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