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2026年03月25日
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カテゴリ:本にまあ
「葬式坊主なむなむ日記」(松谷真純著、三五館シンシャ発行)を読みました。
様々な職業の内幕を暴露する「日記シリーズ」の最新刊(多分)です。タイトルを見て、お寺さん(僧侶)の実態が分かると期待して読み始めましたが、著者の松谷さんは初めて聞く、派遣僧侶というご身分の方。「思っていたのと違う」というのが最初の印象です。しかし、派遣僧侶の話もそれはそれで面白く読めました。

著者は東北地方に自分が住職を務めるお寺は一応ありますが現在は東京の安アパートを「分院」にする派遣葬式坊主。

私の家は祖父の代からクリスチャン(私自身は無宗教)で教会の葬儀には数多く参列した経験がありますが、仏式はまれ。ただ日本に住んでいる限り時々は仏式のお葬式に参列することもあり焼香の経験もあります。しかし、そこでお経を唱えているお坊さんが派遣会社から依頼されている「葬式坊主」の可能性があるなど、全く考えたことがありませんでした。

世の中にはそんな「職業」もあると本書で初めて知りました。しかし著者はお金第一で仕事をしているのではありません。

元々サラリーマンだった彼は仏教に関心を持ち、自ら望んで仏門に入るべく苦しい修行(僧侶になるための講習)を経て晴れて僧侶になった人です。しかし継いだ寺は檀家も少なく葬式や法事の数もあまりないために安定した収入は期待できず、やむなく「派遣僧侶」でやっていくことになりました。それも最近はだんだんと依頼が減り、宅配業のアルバイトをしながら何とか糊口をしのいでいる始末。ただ経済的には苦しくても仏の教えをあれこれ考える松谷さんに精神的な充実感が見えるのが救いです。

日記シリーズの著者たちはどうもお金に困っている人が多い感じ。本がたくさん売れて少しでも潤えばいいですね。





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最終更新日  2026年03月25日 11時04分20秒
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